はじめに
S&P500って聞いたことあるけど、正直よくわからない…

「S&P500って最近よく聞くけど、一体何なの?」

「聞いたことはあるけどよくわからないんだよね。」

「でも将来のお金のことちょっとは考えないと不安」
そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか。
私自身も投資初心者の頃、最初にぶつかったのが「S&P500ってなんなの?」という壁でした。
でも、もし「これさえ押さえれば、世界経済にまるごと投資できる」と聞いたらどうですか?
しかも、初心者にもやさしく、長期的に見て非常に安定したリターンが期待できる…
そんな投資先があるとしたら?
この記事では、「S&P500とは何か?」という超基本から、「なぜ人気なのか」「どんな人に向いているのか」まで、やさしく、かつ専門的に解説していきます。
S&P500とは?
ざっくり言うと「アメリカの代表企業500社の集合体」
S&P500(エスアンドピーごひゃく)とは、アメリカを代表する上場企業500社の株価をもとに作られた株価指数です。正式名称は「Standard & Poor’s 500 Index」。
どんな企業が入っているかというと…
- Apple(iPhone作ってる会社)
- Microsoft(Windowsの会社)
- Amazon(ネット通販の巨人)
- Google(検索エンジンの王様)
- Meta(インスタやFacebookの親会社)
- Johnson & Johnson(バンドエイドとか作ってる)
- Visa(あのクレジットカード)
- Tesla(電気自動車の革命児)
…など、「あ、知ってる!」という企業がズラリ。
つまりS&P500は、「アメリカ経済を支える有名企業500社の平均点」みたいなもの。そしてこの指数に連動する投資信託やETFに投資すれば、たった1つの商品を買うだけで、アメリカ経済全体に投資できちゃうというわけです。めちゃくちゃ効率的ですよね。
どうしてS&P500はそんなに人気なの?
理由①:過去のリターンが本当にスゴイ
S&P500は、過去30年の平均リターンが約7〜9%(物価上昇分を差し引いた実質リターン)と言われています。
例えば、1993年に100万円を投資していたら、2023年には約800万円に増えていた計算になります(配当再投資・手数料除く)。
「でも過去の実績は未来の保証にならないよね?」というのはその通りですが、長い目で見ると「アメリカ経済は成長し続けてきた」という事実は、投資先としてかなり心強いポイントです。
理由②:プロが選んだ優良企業だけが集まっている
S&P500に組み込まれる企業は、アメリカの格付け会社「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス」が厳しい基準で選んでいます。
- 時価総額が大きい(小さな会社は入れない)
- 収益がしっかりプラス(赤字企業はNG)
- 株がよく取引されている(流動性が高い)
- アメリカ企業であること
つまり、成績優秀な企業だけを厳選してくれているんです。これを自分でやろうと思ったら、企業の財務諸表を何百も読み込んで…考えただけで気が遠くなりますよね。
理由③:「ほったらかし投資」ができる

「投資って毎日チャートとにらめっこするの?」

「売り時買い時がわからない…」
という不安、わかります。でもS&P500の最大の魅力は、むしろ”ほったらかしでOK”なところ。
毎月決まった額を淡々と積み立てて、10年・20年単位で放置しておくのが王道なんです。私自身も実際にやっていますが、投資していることを忘れるくらいラクです。
投資方法は?初心者におすすめの2つの手段
S&P500に投資するには、主に2つの方法があります。
① 投資信託(インデックスファンド)で投資する
代表的な商品は:
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
この辺は 楽天証券 や SBI証券 で「つみたてNISA」や「新NISA」の対象になっているので、税金面でもお得に投資できます。初心者さんはこちらから始めるのがおすすめ。
個人的には、eMAXIS Slimシリーズは手数料が業界最安クラス(年0.09%程度)なので、長期投資には超おすすめです!
② ETF(上場投資信託)で投資する
代表的なETFは:
- SPY(アメリカ市場の定番ETF)
- VOO(低コストで人気のバンガード社ETF)
ETFは株と同じように取引できて、手数料も安め。ただし、海外ETFだと為替手続きや税金の計算がややこしくなるので、ちょっと上級者向けかも。
デメリットはないの?
もちろん投資には必ずリスクがつきもの。S&P500にも注意点はあります:
- 米国経済に依存している(アメリカ経済が失速すると苦しい)
- 為替の影響を受ける(円高になるとリターンが目減りする)
- 短期間で一攫千金を狙うには向いていない
ただ、「長期的に、コツコツ、リスクを抑えながらお金を育てたい」という人には最適な選択肢だと思います。
S&P500はこんな人におすすめ!
- 仕事や家事で忙しくて、投資に時間をかけられない人
- 投資初心者で、あまり複雑なことは考えたくない人
- 老後のお金や将来が不安な20代〜50代の方
- 世界経済の成長に乗っかりたい人
まとめ
S&P500への投資は、
“優良で代表的なアメリカ企業の株式を、自分が手間をかけずに買える”
というものなので、「新NISAを始めてみようかと思ってた」という方や、「貯金以外に何か資産形成をコツコツしていきたい」と考えて迷っている方は、まずは月1000円や1万円でもOKなので、 楽天証券 や SBI証券 などで口座を開設して、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をポチッと積立予約してみてください。
もちろん投資は自己責任ですし、リスクもあります。しかも未来の株価を知る事など誰にもできません。私も株価の未来なんてわかりません。だからこそ時間を味方につけて、優良で代表的なアメリカ企業の株式へ長期投資をするんです。コツコツと積み上げていきましょう。