縮毛矯正のよくある間違い２
前回の続きです。
まだ前回の【縮毛矯正のよくある間違い】をご覧になっていない方は
まずはこちらから
縮毛矯正は数カ月で取れてくる？
これは実際のサロンワークでもお客様からよく言われるのですが
数カ月前に縮毛矯正しました。でももうとれてると思います。
この 縮毛矯正がとれる という表現
実は間違いなのです。
縮毛矯正の効果は半永久的
縮毛矯正の工程は前回簡単に説明しましたが、
基本的に縮毛矯正というのは施術をした部分は
半永久的に効果が続きます。
では何故、 縮毛矯正が取れた と感じるのでしょうか？
なぜ縮毛矯正が取れたと感じるのか？
これには主に２つの原因があります。
前回の縮毛矯正から数カ月経ち、根元から髪の毛が伸びてきたから
まずはこれが一つです。
髪の毛というのは毛先から伸びているのではなく、根元から伸びてきています。
例えばあなたの髪の毛が1カ月に1ｃｍ平均してのびているとして、
前回の縮毛矯正から半年たっていたとしましょう。
すると約６ｃｍ程根元から伸びています。
これに前回の縮毛矯正の施術の際に１ｃｍ程根元をあけて塗布するのを含めると
約７センチ程は癖のある毛となります。
※実際の縮毛矯正の施術の際は、薬液を根元からつけることはないので、
根元から役1cmほどあけて薬剤を塗布します。
根元から７ｃｍの癖毛、その先は前回の縮毛矯正のまっすぐな髪の毛
この状態になると根元の癖毛のうねりの影響を受けてまっすぐな毛先もうねっているように感じるのです。
それではもう一つの原因とは？
スタイルチェンジによる長さの変化
上記の、
根元から縮毛矯正のかかっていない癖毛が伸びてくる
という要因とも関係してきますが。
縮毛矯正をかけた後に長さが大きく変わるスタイルチェンジ
をした場合も縮毛矯正がとれたと感じやすくなります。
それはなぜか？
結論から言うと、
髪の毛は長いほうが重いから
髪の毛一本一本は軽いものの重さが全くないわけではありません。
短くすれば当然一本一本は軽くなります。
そして、スタイルチェンジによって長さ短くなった場合、
当然、前回縮毛矯正をかけた毛先は短くなり、根元の癖毛も伸びているので、
うねりが目立ち、とれているように感じるのです。
本当は教えたくない失敗？のサイン？
ここまで縮毛矯正がとれたかもと感じる主な原因を紹介しましたが、
あくまでこれは一例にすぎず、
実際に縮毛矯正が失敗しているパターンももちろんあります。
ここでは本当は教えたくはないのですが、
縮毛矯正が失敗してるかもしれないときの美容師さんのわかりやすいサインを教えます。
但し、縮毛矯正というのは美容室の施術の中でも実は難しい施術であり、
施術をしている大半の美容師さんも常に真剣に全力で施術をしています。
あくまで個人の意見として参考程度にしてください。
わかりやすいサインとは？
縮毛矯正が実は失敗しているかもしれないわかりやすいサインは以下の２つです。
１・急に美容師さんが饒舌に話しだす
縮毛矯正が終わり最後に乾かす際に急にお手入れの事や饒舌に話し始める。
特にこの時に、縮毛矯正をした日にシャンプーしても何ら問題ないのに、
「縮毛矯正したので今日明日はシャンプーしないでくださいね。」
なんて力強く言われたら注意が必要かもしれません・・・
※縮毛矯正がしっかりとかかっていれば施術をした日に洗ってもとれたりはしません。大丈夫です。
２・やたら丁寧にブローとアイロンを入れて仕上げている
縮毛矯正後は基本的に乾かすとクセが伸びている状態です、
仕上げで乾かす際に必要以上に丁寧にブローやアイロンをしている場合は
伸びていない可能性があるかもしれません・・・
※矯正後は基本的に毛先がまっすぐになるので、丸みのあるスタイルをつくる為に
最低限のアイロンを入れたりすることはあります。
以上２つがわかりやすいサインになりますが、
先ほどもいったとおり全ての美容師さんに当てはまるわけではありませんし、
縮毛矯正は非常に難しい技術であり、すべての方の髪の毛を１００％まっすぐにできるものでもありません。
そして大半の美容師さんは真剣に、全力で施術をしています。
あくまで一個人の意見として参考程度にしてください。
※もしも縮毛矯正の仕上がりに満足がいかなかった場合は
ほとんどの美容室が施術後一定の期間はお直しの期間があるはずですので
もしも仕上がりに満足がいかなかった場合は
施術をした美容室に問い合わせをして相談してみましょう。
ほとんどの美容室が快く対応してくれると思います。
一部微妙な対応の美容室の噂も聞きますが・・・
