そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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白髪染め毛へのハイライトの5つのデメリット

美容室
この記事を書いた人
Yukimaru

静岡で小さな美容室を経営している現役美容師です。この『失敗回避no雑MEMO』は現役美容師ならではのちょっと変わった視点からの雑MEMOや。色々と個人的な勉強の雑MEMO、購入して良かった物の雑MEMO等思いついたことを雑MEMOしております。美容室のお話は専門的ですが、その他についてはあくまで個人的な勉強の雑MEMOなので軽い感じで読んでくださいね。

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もしもあなたが美容室でのカラーリングでいわゆる白髪染めをしていて

カウンセリングでこんな提案をしてもらった時は注意が必要かもしれません。

田舎美容師
田舎美容師

こんにちは〇〇様、本日はカラーリングでのご予約でしたね?

いかがいたしましょうか?

あなた
あなた

2か月経って白髪が目立ってきたからまた白髪を染めて欲しいいんだけど、

イメチェンもしたいし・・・あとすぐに白髪が目立ってきちゃうから

少しでも長く目立たせないようにするにはどうしたらいいかしら?

田舎美容師
田舎美容師

かしこまりました、それでしたら全体にハイライトを入れてみてはいかがでしょう?いつものカラーリングよりも明るい色を細い筋状に入れてあげれば白髪が生えてきても明るいハイライト部分となじんでいつもよりも気になりにくいと思いますよ。

あなた
あなた

やってみます!

こんな感じで白髪染めにハイライトをする提案を受けたことがある方や、

やってみたことのある方はいらっしゃいますか?

私も実はスタイリストになってからの数年はこういった提案をしていたこともあります。

しかし今現在は白髪染めをしている方へのハイライトの提案はしておりません。

理由は

白髪染め毛へのハイライト施術はデメリットも非常に多いから

です。

白髪染め毛へのハイライト施術5つのデメリット

なぜ白髪染め毛へのハイライト施術はデメリットも非常に多いのか?

結論から言いますと5つのデメリットがあります。

  1. 白髪染めの色の濃さ
  2. ブリーチが必要になる場合がほとんど
  3. 色持ちの短さ
  4. 退色後のコントラスト
  5. その後のダメージ

そしてこの1~5はすべて一連の流れで連動しています。

あくまで一人の美容師としての意見ですので美容業界で認識されているデメリットではありません。美容師さんによってはメリットしかないと主張する方もいらっしゃるので判断は読者様にお任せいたします。
1.白髪染めの色の濃さ
白髪染めは真っ白な毛髪を染めていくため、いわゆるファッションカラーと呼ばれるカラー剤よりも薬剤に含まれる染料が濃くつくられています。例えるならファッションカラーでの赤という色は白髪染めでは赤茶というイメージです。

そしてその染料は髪の毛本来のメラニン色素のように

カラー剤(おしゃれ染めや白髪染め)等で明るくするのは困難

前回の白髪染めの明るさや、残留している染料の濃さによってはブリーチが必要となります。

2.ブリーチが必要になる場合がほとんど

前回までの白髪染めの履歴(使用した薬剤の色味や濃さ、仕上がりの明るさ)によっては

ハイライトを入れる場合にはブリーチによって脱染・脱色が必要になる。

そして白髪染めへのハイライト施術は、多くの場合ブリーチの使用が必要。

3.色持ちの短さ

ブリーチを使用してハイライトを入れた場合

ハイライト部分はいわゆるダブルカラーの状態となるので、

後から重ねた色の濃さ等にもよるが、

色持ちはかなり短いく1~2週間でかなり退色した状態となる。
4.退色後のコントラスト

通常ブリーチを使用する場合は脱染・脱色が目的となり

ブリーチをする前の残留色素(前回のカラーの色素の残り)によっても色は変わるが、

ほとんどの場合はいわゆる金髪になっているので退色してきた場合も、ハイライト部分は金髪状態となる。そして金髪状態のハイライト部分とそれ以外の黒~茶色の白髪染め部分のコントラスト差は非常に大きくイメージとしては工事現場等で見かける黄色と黒のストライプの警告を促す表示等のような色合いになってしまう。
5.その後のダメージ
当然ブリーチしたハイライト部分は他の場所よりもダメージレベルが大きくなり部分的ではあるが通常の全体カラーよりも大きなダメージをおうこととなる。
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まとめ

近年のカラーは薬剤が以前に比べて大変良くなってきました。

鮮やかな色の表現が可能になってきているので

単色での全体染めでもかなり綺麗なカラーリング(白髪染めも含む)になります。

そしてハイライトやブリーチの手法も進化しており、

  • 外国人風ハイライト
  • バレイヤージュ
  • 育てるハイライト
  • グラデーションカラー
  • イヤリングカラー

等の新しい手法やネーミングも登場しています、

確かに色や明るさの組み合わせによっては鮮やかできれいな色になったりもしますが、

極端なコントラストや前回までの施術履歴によっては

目立つけど綺麗ではない髪色

になってしまうこともあるので、

白髪染めに限らずいわゆるかなり暗めのカラーをしている方がハイライトを入れる場合も同様の注意が必要であることを覚えておきましょう。

あなたの周りにも黄色と黒の警告色のハイライトカラーの方はいませんか?

そしてあなたはその方のカラーリングを見て綺麗と思えますか?

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