日々のサロンワークでたまにこんなことをお客様から聞くことがあります。
昔坊主にしてたからくせ毛になっちゃったんですよね
昔からパーマをよくかけてたから、今はもうかけてないけどくせ毛になってうねりがのこっているんです
- 坊主にしていたのでくせ毛になった
- パーマをかけてたからくせ毛になった
あなたももしかしたら聞いたことがあるかもしれませんし信じているかもしれませんね。
これは本当でしょうか?
坊主やパーマが原因でくせ毛になるか?
結論から言うと
もしもこれが本当なら近年メンズスタイルとして流行の
- 2ブロックスタイル
- フェードスタイル
はどちらも頭半分から下はほぼ坊主のようになるので、
このスタイルをしている男性は
頭半分から下だけくせ毛になっているということになってしまいます。
現役美容師もおすすめのヘアケアアイテム。
- 髪の毛を梳かす時にひっかかるのは切れ毛や枝毛の原因に、ひっかからずに梳かせて地肌も気持ちいいブラシ。
-
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原因と考察
ではなぜこのこの坊主にしていたからパーマをかけていたからくせ毛になったという
ことが言われるようになったのでしょうか?
それにはそれぞれに原因があります。
坊主→くせ毛と言われるようになった原因
今では学生時代に当たり前に髪の毛を伸ばし、ある程度自由な髪形にしていられますが、
ひと昔前までは、小学校、中学や高校の校則で男子は坊主頭であったり、
部活動によっては坊主頭にしなければいけない時代もありました。
今でも野球部=坊主はまだまだ多いですよね?
もちろんすべての世代や学校でそうであったわけではありません。
そしてここからが大事なのですが、男性の成長期というのは個人差はあるものの、
小学校の高学年から中学校時代に多くの男性が大人の体になっていきます。
この時に当然髪質も変わっているのです、
くせ毛になる人はこの時にすでにくせ毛になっているのです。
しかし、坊主にしているからくせ毛になっていることに気が付かないのです。
というのが正解なのです。
パーマ→くせ毛になった?
まずこちらも結論から言いますとパーマをかけていたからというのは全く関係ありません。
何故ならパーマは頭皮から表面に出ている髪の毛にのみかけているので、
頭皮内のこれから生えてくる髪の毛に対しては全く関係がありません。
では一番の原因は?
女性も男性同様思春期等の成長期も関係してきますが、
それ以外にも月経や妊娠、出産によって大きく体内のバランスが変わります。
このときに男性の場合同様に髪質に変化が起き、くせ毛になっている可能性が高いのです。
ということになるのです。
まとめ
男性、女性どちらの場合も
- 坊主にしていたから
- パーマをかけていたから
ということがくせ毛に結び付く直接の原因ではなく。
- 思春期、成長期に体内のバランスが大きく変わり髪質も変化
- 定期的な月経での体内のバランスの変化
- 妊娠、出産によっての体内のバランスの変化
これらの要因によって髪の毛に変化が生じていたが
- 髪が伸びているのを見ていなかった
- パーマをかけていたのでくせ毛になっていたのに気が付かなかった
ということになるのです。
もちろんこれ以外にもくせ毛になる可能性や原因はありますし、
年齢を重ねていくことによって髪質も変化していくので
思春期、成長期、月経、妊娠、出産が終わってもくせ毛になる可能性は十分にあります。
最後に、先天的、後天的にくせ毛で美容室でのカットに困っているという方は
下記の記事も是非参考になればと思いますのでご覧になってみてください。