白髪染めをしている方の中には、

「ハイライトを入れれば伸びてくる白髪が目立ちにくくなりますよ。」
と美容師さんに提案された経験がある方も多いのではないでしょうか?
実際、白髪染めとハイライトを組み合わせることで、伸びてきた白髪がぼかされるメリットはあります。しかし、その一方で

「思っていた仕上がりと違った」

「結局すぐに色が抜けてしまった」

「髪が傷んでしまった。」
といった後悔してしまうケースも少なくありません。
本記事では、白髪ぼかしのハイライトの5つのデメリットを詳簡単に解説し、失敗しないための対策もご紹介します。
「白髪をぼかすためにハイライトを入れようか迷っている」方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
白髪染め×ハイライトをすると後悔する?5つのデメリットとその理由
1. 白髪染めの色が濃いため、ハイライトとのバランスが難しい
白髪染めは、白髪をしっかり染めるために、いわゆる「おしゃれ染め」と言われるファッションカラーよりも濃い染料が含まれているのが特徴です。そのため、白髪染めの髪にハイライトを入れようとすると、前回の白髪染めの履歴によっては、明るくならいという事が起きやすくなっています。
特に、濃い白髪染めの履歴がある髪は、希望する明るさまで明るくすることができず、思ったような仕上がりにならない可能性が高くなります。
2. ほとんどの場合ブリーチが必要になる
白髪染めの髪にハイライトを入れる場合、多くのケースでブリーチが必要になります。
ブリーチを使うことで明るいハイライトを作れますが、白髪染めの履歴がある髪は脱染(カラーを抜くこと)が難しく、ムラになったり希望の明るさにならなかったりすることがあるのです。
さらに、ブリーチは髪に大きなダメージを与えるため、髪が乾燥しやすくなり、パサつきやすくなるリスクもあります。
3. 色持ちが悪く、すぐに退色する
白髪染めをしている髪にハイライトを入れると、ハイライト部分だけが※ダブルカラーの状態になります。そのため、ハイライト部分の色持ちが悪くなり、わずか1~2週間でかなり退色してしまうことも。
特に明るめのハイライトを入れた場合、色が抜けると黄色っぽくなり、白髪よりも目立つケースもあるため注意が必要です。
4. 退色後のコントラストが強くなりすぎる
ハイライトを入れると、最初は白髪となじんでいい感じに見えるかもしれません。しかし、時間が経つにつれ、色が抜けてくると、ハイライト部分だけが金髪のようになってしまい、その結果、髪がまだらに見えてしまい、白髪染めの濃い色とのコントラストが強くなります。
また、メンテナンスが大変になり、頻繁にカラーをしないとまとまりのないまだらな髪色になってしまうリスクもあります。
5. ブリーチによるダメージが蓄積しやすい
ハイライトを入れるためにブリーチをすると、当然ながらその部分は他の髪よりもダメージを受けます。
白髪染めをしている髪は、もともと何度もカラーを重ねているため、ブリーチをするとさらに負担がかかり、切れ毛や枝毛が増えてしまいます。
特に白髪染めを続けている方は、髪が細く弱くなっていることが多いためハイライトによるダメージの影響を受けやすい点にも注意が必要です。
白髪染め×ハイライトで失敗しないための2つの対策
白髪染めにハイライトを入れるのが絶対にNGというわけではありません。失敗しないためには以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
1. 白髪染めを「明るめ」にする
白髪染めの色を暗くしすぎると、ハイライトとのコントラストが強くなりすぎてしまいます。そのため、もともとの白髪染めの色を明るめに設定しておくと、ハイライトと馴染みやすくなります。
2. 定期的なメンテナンスをする
ハイライトを入れた部分は白髪染めの部分と比べ、非常に退色しやすくなります。そのため、定期的にカラーを補うなどメンテナンスをすることが重要です。
特に、ベージュ系のカラーシャンプーやシルバー系のカラートリートメントを使うことで、退色を防ぎながら綺麗な色をキープできます。
まとめ|白髪染め×ハイライトは慎重に!自分に合ったカラーを選ぼう
白髪染めにハイライトを入れると、白髪が目立ちにくくなるメリットはありますが、色持ちの悪さやダメージ、退色後のコントラストの強さなどのデメリットもあるため注意が必要です。
失敗しないためには、白髪染めの明るさを調整する、定期的にメンテナンスをするなどの工夫が大切。
「白髪染めでもおしゃれを楽しみたい!」という方は、美容師とよく相談しながら、自分に合ったカラーリングを見つけてくださいね!
