そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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ヘアカラーの頻度はどのくらい?ダメージをできるだけ抑えて髪色を楽しむ完全ガイド

美容院でヘアカラーをしている女性。根元にカラー剤を塗布している様子 美容室
美容院でのリタッチカラー施術風景。ヘアカラーの頻度を見直すことで、ダメージを最小限に抑えながら理想の髪色をキープできます。
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している脱社畜現役美容師・「美容室・食事・睡眠・運動・習慣」など美容に関する情報や、「お金・税金」に関する情報をのんびり発信中。役立つ知識をゆったりお届けします!

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「髪を染めたいけど、どのくらいの頻度でカラーするのが正解?」 美容院での全体カラー、リタッチ、ブリーチ、セルフカラー…。選択肢が多すぎて悩む方は少なくありません。 そして、大前提として知っておきたい大切な事実があります。ヘアカラーは必ず髪にダメージを与える ということ。ですが安心してください。頻度や方法、アフターケアを工夫すれば、ダメージを最小限に抑えながら理想の髪色をキープ することは可能です。 この記事では、髪の構造やメラニンの仕組みを踏まえながら、年齢やライフスタイルに合わせた「ヘアカラー頻度のベストバランス」を簡単にわかりやすく解説します。

何故傷む?ヘアカラーの仕組みとダメージの理由

まずはヘアカラーが何故染まるのか?その仕組みと、どうしてダメージが発生するかについて簡単に説明します。日本人の黒髪の髪色を決めているのは メラニン色素という色素。 この色素には2種類あり。
  • ユーメラニン(黒褐色系) → 黒髪や濃い茶髪
  • フェオメラニン(黄赤色系) → 茶色や金髪
日本人の黒髪の場合は特に黒褐色系のユーメラニンが多く、メラニンの総量も多くなっています。個人差として、少し茶色っぽい方などもいますが、いずれもこのユーメラニンとフェオメラニンが含まれていて、その多少によって地毛の色はつくられています。 外国人さんのいわゆるブロンドの髪色はもともとメラニンの総量が少なかったりします。そして、様々な原因によってユーメラニンとフェオメラニンこの両方をもほとんど含まないのが白髪となるわけです。 ヘアカラーは、まず髪内部のこのメラニンを分解(脱色)し、同時にカラー剤の染料を入れ込むことで発色します。 この「メラニンの分解」の過程で髪の毛の内部や外部(キューティクル)等に負担をかけ、パサつき・枝毛・切れ毛 といったダメージの原因になるのです。つまり、頻度が多いほどダメージが積み重なりやすい ということになります。

美容院カラーの頻度の目安

美容院のヘアカラーチャート。ピンクやパープル、アッシュ系などの豊富なカラーサンプルが並んでいる

美容院のカラーチャート。自分の肌や雰囲気に合う色を見つけるための大切な参考になります。

では、ヘアカラーはどれくらい頻度(間隔)でするのが良いのでしょうか?結論から言うと、個人の感覚によって大きく変わってきます。そしてそれは、
  • 毛先までの全体のカラー(フルカラー)なのか?
  • 伸びてきた黒髪の部分のみの、根元のリタッチ(根元カラー)なのか?
  • 白髪染めやブリーチといったカラーの種類なのか?
  • 自宅で自分で行うセルフカラーなのか?
  • 男性か?女性か?
  • スタイルはショートか?ミディアムか?ロングか?
  • ライフスタイル(職業等)
によって異なってきます。 ですので下記の目安はあくまで筆者個人の意見としての目安で、ダメージやスタイルも考慮しての目安となりますので、一つの参考として活用していただければと思います。 もちろん下記の目安よりも早いから悪い、という訳でもありませんし、間隔がもっとあいてるから悪いということでもありません。

毛先までの全体カラー(フルカラー)の頻度の目安

  • 目安:2〜3か月に1回
  • 髪全体に薬剤を作用させるため、最もダメージが大きい。
  • 頻繁に繰り返すと乾燥・褪色が早まりやすい。
👉 ヘアカラーは必ずしも毛先まで塗らなければならない。という事はありません。毛先の退色が気にならない場合や、ダメージが気になる場合は根元のみのリタッチ選択することもおすすめです。毛先までのカラーは、特別なイベント前など「ここぞ」というときにするのも良いでしょう。
 

伸びてきた黒髪の部分のみの、根元のリタッチ(根元カラー)

  • 目安:4〜8週間に1回
  • 根元の新生毛だけを染めるため、全体カラーよりダメージを抑えられる。
  • 明るめカラーや白髪染めはリタッチ中心が◎。
明るめカラーをしている場合は、根元2センチ以上黒髪が伸びた状態でのリタッチカラーは、既染毛(前回カラーした髪の毛)との色合わせが難しくなるので、根元が2センチ以上伸びる前にリタッチするのがおすすめです。

白髪染めの頻度

  • 目安:3〜8週間に1回 白髪は1本でも目立ちやすいため、通常カラーより短いスパンでのメンテナンスが必要。
  • 白髪が多い方 → 3週間程度
  • 白髪が少ない方 → 5〜8週間程度
💡 最近は「利尻昆布ヘアカラートリートメント」「ルプルプ」など、毎日のシャンプー感覚で使えるアイテムも登場。こうした セルフケア用カラー剤を間に挟む と、美容院に通う頻度を減らせてダメージを抑えられます。
ご自身で上記のようなセルフカラーを行う場合は、無理に全体を染めようとせず、フェイスラインと分け目のみ、といった様に普段どうしても見えてしまうところのみにすることで手間や、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。

ブリーチの頻度

ブリーチは最も強力にメラニンを分解するため、ダメージリスクが大。
  • 全体ブリーチ → 3か月〜半年に1回
  • リタッチブリーチ → 1〜2か月に1回
ブリーチは、全体、リタッチどちらも高度な技術が必要なカラーリングとなります。失敗のリスクを最小限にするためにも、ご自身で行ったり、ブリーチカラーに慣れていない美容室でのブリーチはできるだけ避け、ブリーチを得意としている美容室を選ぶようにしましょう。また、根元の黒髪が1センチ以下の長さしかない場合のブリーチのリタッチは、すでにブリーチをしてある部分に薬剤がつきやすく、余分なダメージもかかってしまうので、最低でも1.5センチ以上黒髪が伸びてからの方が失敗のリスクを小さくすることができます。

セルフカラー・市販カラー剤の頻度

  • 目安:次回美容室に行くまでの間。 市販カラー剤の最大の強みは「自宅で手軽に染められること」。しかし手軽に染められるがゆえに、短い間隔で頻繁に染めていると、ゴワつきや褪色が早くなりやすく髪の負担は大きくなります。
👉 基本は美容院でのカラーリングがおすすめ、どうしても時間がないときに、フェイスラインや分け目のみといった見える部分だけにとどめ、全体のカラーを頻繁にやることは避けるほうが良いでしょう。

スタイル別おすすめカラー頻度

ショートヘア

  • ショートヘアで分け目がない場合は、根元の伸びはそこまで目立たず、ショートカットを維持していく場合は毛先のダメージ部分もカットされることがほとんどなので6〜8週間ごと全体のカラーでも大丈夫。
ショートカットから伸ばしていく場合は、毛先のダメージの蓄積を考慮して目的の長さ、スタイルになるまで根元のみのリタッチにしていくことが綺麗に伸ばしていけるコツとなります。

ロングヘア

  • 分け目が目立ち、髪が伸びるとすぐに「プリン」が目立つため、4〜8週間ごとのリタッチが理想。
  • ただし毎回全体のカラーは、毛先のダメージが溜まりやすいため、全体カラーは3か月に1度や、あいだに1回はリタッチをはさむ等、美容師と相談してサイクルを組むことがおすすめ

ブリーチ・ハイトーンスタイル

  • インナーカラー・ハイライト等で根元が伸びが目立ちにくい場合は、、2〜3か月に1回のメンテナンスでも持ちやすい。
  • 全体ブリーチの場合はダメージが大きいので → 3か月〜半年に1回が理想。
  • リタッチブリーチは根元の伸びに合わせて1〜2か月に1回

ブリーチは、全体、リタッチどちらも高度な技術が必要なカラーリングとなります。失敗のリスクを最小限にするためにも、ご自身で行ったり、ブリーチカラーに慣れていない美容室でのブリーチはできるだけ避け、ブリーチを得意としている美容室を選ぶようにしましょう。また、根元の黒髪が1センチ以下の長さしかない場合のブリーチのリタッチは、すでにブリーチをしてある部分に薬剤がつきやすく、余分なダメージもかかってしまうので、最低でも1.5センチ以上黒髪が伸びてからの方が失敗のリスクを小さくすることができます。

男女別おすすめカラー頻度

女性の場合

  • ショートヘアーで分け目が目立ちにくい場合は、毛先のダメージ部分もカットされることがほとんどなので6〜8週間ごと全体のカラーでもOK。髪が長くミディアム~ロングの場合は「毛先のダメージ」が蓄積しやすいので、リタッチを中心に全体カラーは控えめに
  • いわゆる通常のカラー(おしゃれ染め)なら2〜3か月ごと、白髪染めなら3〜8週間ごとが目安。
  • ダメージケア用のトリートメントを併用して、ツヤ感を維持するのがおすすめ。

男性の場合

  • 髪が短く、分け目が目立ちにくい場合は、毛先のダメージ部分もカットされることがほとんどなので4〜8週間ごと全体のカラーでもOK。
  • 白髪が気になる方は、3〜4週間でリタッチすると清潔感を保ちやすい。
  • ハイトーンカラーやブリーチをする場合は、髪が短い分ダメージ部分をカットしやすいので比較的挑戦しやすい。

筆者からのアドバイス

ここまでカラーリングの頻度についてお伝えしてきましたが、結論は最初にお伝えした通り、個人の感覚によって大きく変わってきます。 大事な事は、【カラーリングは必ずダメージする】ということ、もちろんそれはカラーの種類によってダメージの大小はありますが、【傷まないカラーリングは今のところない】という事です。 そして【カラーリングは必ず毛先まで塗らなければならない】ということもありません、なので毛先のダメージ具合や退色具合、これから目指していくスタイルによってはダメージを最小限に抑えるためにリタッチを選択することもおすすめです。
【酸性カラーだから傷まない】という事もありません、ちなみにここではヘナカラーに関しては染まりのメカニズムやその特徴の違いから除外しておきます。

まとめ:カラー頻度のコントロールでダメージをできるだけ抑えよう

ダメージをできるだけ抑える工夫
  1. リタッチを中心にする(全体カラーを減らす)
  2. カラートリートメントやカラーシャンプーを活用(色落ち防止)
  3. 自宅でのヘアケアを徹底(アウトバストリートメント・ドライヤーの温度管理)
  4. 信頼できる美容師に相談(市販カラーよりダメージを抑えられる薬剤を選んでもらえる)
✅ おすすめのカラーリング頻度
  • 全体カラー → 2〜3か月に1回
  • リタッチ → 4〜8週間に1回
  • 白髪染め → 3〜8週間に1回
  • ブリーチ → 3か月〜半年に1回
個人の感じ方や、毛先のダメージ具合、退色具合、これから目指していくスタイルによって担当美容師と相談して決めるのがおすすめです。 ヘアカラーのダメージをゼロにすることはできません。 ですが、カラーリングの頻度をコントロールし、ケアを組み合わせることで「できるだけ傷ませずに理想の色を楽しむ」ことは可能 です。 あなたもぜひ、自分のライフスタイルに合った「無理のないカラー頻度」を見つけてください。
 
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