そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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【シリコン】って良いの?悪いの?

美容室
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している現役美容師(歴20年以上)・【美容室に関する事】【健康や美容に関する事】【その他気になった事】を自由に『雑MEMO』としてブログにしてます。

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そもそも【シリコン】って?

シャンプーやトリートメントを探しているときに

一度は見たことがある

【シリコン】や【ノンシリコン】

という単語。

なんか【ノンシリコン】って書いてあるからシリコンって

入ってない方が良いんだ!!

なんて感じたこともあるかもしれませんし、

今でもそう思っている方も多いかもしれませんが、

そもそもこの【シリコン】とは何なのでしょうか?

シリコンとは?

シリコーン

シリコーン(silicone)とは、シロキサン結合による主骨格を持つ、合成高分子化合物の総称である。 語源は、ケトンの炭素原子をケイ素原子で置換した化合物を意味する、シリコケトン (silicoketone) から[1]

ただし、慣用的に低分子シラン類を含む有機ケイ素化合物全般を指す意味で使用される場合もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

なかなか意味不明ですよね。

あまりややこしいことを書くのは好きではないので、

もっと究極に簡単に説明すると、

安全性の高いオイル(油)

です。

ちなみに【シリコン】と【シリコーン】どっち?

という疑問もあるかもしれまでんのでこちらも簡単に説明すると、

  • シリコンは元素
  • シリコーンは化合物

という感じの違いです。

何の為に入っているの?

この【シリコン】(シリコーン)は

なぜシャンプーやトリートメントによく配合されているのでしょうか?

それは、

指通りを良くするためや、保湿等をして髪の毛の質感のコントロールをするために

に配合されています。

色々あるシリコンの種類

シャンプーやトリートメントに配合されている【シリコン】(シリコーン)の種類は実は多く

様々な名前の【シリコン】(シリコーン)があります。

ここでは大きな4種類の紹介をしていきます。

ジメチルシリコーン

分子量が小さいものから大きいものまであり、

ジメチコンやジメチコノールといった基本的なシリコーン。

揮発性シリコーン

シクロメチコン、シクロペンタシロキサンなどの揮発性のシリコーン。

高分子のシリコーンを他の成分と混ざりやすくするために使われる。

アミノ変性シリコーン

アモジメチコン、アミノプロピルジメチコンなどの

毛髪に吸着しやすくするために※カチオン化されたシリコーン。

※簡単に説明すると『 カチオン 』とは+ (プラス)電荷を持った陽イオンという意味で、なんかくっつきやすくなるという感じです。ちなみに『カチオン』の反対は『アニオン』

カチオン化度が高いほど、また分子量が大きいほど髪への吸着性が高くなる。

ポリエーテル変性シリコーン

ジメチコンコポリオール、ポリシリコーン13、PEG-○ジメチコン ※○には数字が入ります。

などのジメチコンに界面活性剤をくっつけたもの。

界面活性剤の効果で水へのなじみがよく、洗い流しやすいシリコン。

水溶性シリコーンとも呼ばれる。

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キャッチコピーに騙された民衆?

10年~15年まで程でしょうか。

CMや雑誌等をきっかけに【ノンシリコンシャンプー】がブームとなりました、

今でも当たりまえに販売されている物ですが、

当時はその言葉によって多くの方が勘違いをしました。

その言葉は

【ノンシリコン】

です。

この言葉の面白い所は、当時でもシャンプーやトリートメントには

【シリコン】(シリコーン)が当たり前のように配合されていたのに、

いきなり【ノンシリコン】なんて言葉で宣伝をしたので、

多くの方が【ノンシリコン】なんていうくらいだからシリコンは入っていてはいけない成分なんだ!

と、よくわからないまま悪だと決めつけて逆にノンシリコンシャンプーやトリートメントが良い物だと

思い込んでしまったところでした。

もちろんシリコンが入っているから悪、入っていないから良いという訳ではないですからね。

結局【シリコン】(シリコーン)は良いの?悪いの?

ではここまで【シリコン】(シリコーン)についての説明を簡単にしてきましたが、

結局のところ【シリコン】(シリコーン)は良いの?悪いの?

という疑問を持っている方も多いかと思います。

結論から言うと、

良くも悪くもない物です。

安全性が高く、髪の毛が絡みやすかったり、指通りが悪かったりする場合には

とても有効なオイル(油)でもありますし。

かといってよほど吸着性の高い種類の【シリコン】(シリコーン)をつけすぎたりしないかぎりは

髪の毛への影響も少ないので悪でもありません。

まとめ

  • 【シリコン】(シリコーン)事態は、安全性の高いオイル(油)である。
  • 【シリコン】(シリコーン)にも色々と種類があり、吸着しやすかったり、流れやすかったりと特徴も様々である。
  • 【ノンシリコン】という言葉が先行したが、入っているから【悪】でもないし、入っていないから【良い物】ということでもない。

シャンプーやトリートメントを決める時には、

【シリコン配合】や【ノンシリコン】

といった言葉には翻弄されずに、

今の髪の毛の状態や、自分の好きな仕上がり(しっとり感等)

で決めることをお勧めします。

もちろん自分の今の髪の毛の状態がよくわからない方も多いかと思うので、

信頼できる担当美容師さんに相談してみることもおすすめします。

 

 

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