美容室でトリートメントをして「サラサラになった!」と感動したのに、数週間後にはまたパサパサに……。
こんな経験、あなたにもありませんか?
実は、ほとんどの方が勘違いしている「トリートメントの真実」がここにあります。
髪は本当にトリートメントで治るのか?それとも違うのか?
この記事では、「補修」と「修復」の違いをわかりやすく解説しながら、美容室トリートメントの本当の効果についてプロ目線でお伝えします!
この記事を読めば、もうトリートメント選びで失敗しなくなりますよ。
ぜひ最後までご覧ください!
トリートメントで髪の毛はサラサラに!でも本当に治ったの?
美容室にて。

「〇〇様、本日はトリートメントで毛先のダメージも補修できましたので、サラサラになりましたよ!」

「ほんとだ!すごいサラサラ!嬉しい!」
──そして数週間後、再来店時。

「この間のトリートメントが落ちちゃったみたいで、また毛先がパサつくんです。今回もトリートメントお願いします!」

「こんにちは〇〇様!わかりました、また前回のように補修していきましょう!」
こんな経験、あなたにもありませんか?
そして、ふと疑問に思ったことはありませんか?
なぜトリートメントの効果はなくなるの?
トリートメントをすると髪がサラサラになり、手触りも見た目も美しくなります。
でも、しばらくすると元通りパサパサに……。

「え?トリートメントで修復できたんじゃないの?」
そんなふうに思ったこと、きっとあるはずです。
実はここに、多くの人が勘違いしているトリートメントの真実が隠されています。
トリートメントで髪は治る?答えはNO
まず結論から。
トリートメントで髪の毛は治りません。
え?と思うかもしれませんが、これは美容師目線から見ても紛れもない事実です。
では、なぜ美容室でトリートメントをすると
「治ったみたい!」
と感じるのでしょうか?
それは、
【治す=修復】はできないけれど
【補う=補修】はできるからです。
【補修】と【修復】は似て非なるもの
ちょっと言葉の意味を確認しましょう。
用語 | 意味 |
---|---|
補修 | 壊れたり傷んだりした部分をつくろうこと(元通りではない) |
修復 | 傷んだ箇所を直して、もとのようにすること(完全に元通り) |
つまり、
トリートメントはあくまで「補修」。
一時的に手触りを良くするだけで、髪を本当に「修復=元通りに治す」ことはできないのです。
なぜトリートメントで髪は治らないの?
ここもハッキリお伝えします。
髪の毛は死滅細胞だからです。
髪の毛は肌や筋肉と違い、新陳代謝をしていません。
だから、どんなに良い成分を使っても、
- 消化
- 吸収
- 同化
ができないのです。
例えば、
- ケラチン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
など、髪に良いとされる成分も、
髪の内部に浸透することはあっても、
「生きた細胞」として吸収・修復することはできないんです。
これが、トリートメントで髪が治らない本当の理由です。
トリートメントは必要?それとも不要?
ここまで聞くと
「じゃあトリートメントなんて意味ないじゃん!」
と思うかもしれません。
でも、私の考えはこうです。
✅ トリートメントは悪ではない
✅ 必要に応じて取り入れるのがベスト
サラサラ・ツヤツヤになった髪を見ると、やっぱり嬉しいですよね?
美容室帰りの気分も上がるし、自信も持てる。
ただし注意点もあります。
💥 トリートメントのやりすぎは逆にダメージになる!
(ここで言うトリートメントとは、美容室の「システムトリートメント」のこと。普段のコンディショナーとは違います)
もちろんカラーやパーマに比べればダメージは小さいですが、
「ゼロ」ではありません。
だからこそ、自分に必要なタイミングで、適度に取り入れる。
これがとても大事なんです。
まとめ
今回のおさらいです!
- トリートメントで髪は治らない
- トリートメントは「修復」ではなく「補修」
- 髪は死滅細胞なので、成分を吸収できない
- トリートメントは必要に応じて取り入れる
- やりすぎはダメージになるので注意
トリートメントの本当の役割を知ったうえで、
あなたの髪に合った方法を選んでいきましょう!
そして何より、
信頼できる美容師さんにしっかり相談するのが一番です。
あなたの髪が、もっと素敵になりますように。