そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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美容室で「梳きバサミNG」はアリ?実は損してるかも?!

美容室で技術や道具に制限をかけることのリスクを表すイメージ画像(LOCKDOWNの文字ブロック) 美容室
「使わないでほしい」が美容師さんの技術を“ロック”してしまうことも
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している脱社畜現役美容師・「美容室・食事・睡眠・運動・習慣」など美容に関する情報や、「お金・税金」に関する情報をのんびり発信中。役立つ知識をゆったりお届けします!

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美容室で

「梳きバサミは使わないでほしい」

「レザーで切られるのは苦手…」

そんな風に、技術や道具に制限をかけたオーダーをしたことはありませんか?


もちろん過去の失敗体験があるなら、不安になるのは当然。でも実は、その「制限」が理想のヘアスタイルを遠ざけてしまっているかもしれません。


今回は現役美容師の視点から、道具や技術の制約が生む本当の影響と、失敗しないオーダーの伝え方をわかりやすく解説します。

美容室での「技術や道具の制約」…そのお願い、実は逆効果かも?

美容室でのカウンセリングの時、「○○は使わないでほしい」「○○はしないでください」といったリクエストをしたことがある方、案外多いのではないでしょうか?

実際に私自身も、お客様からこんなオーダーをいただくことがあります。

「私、今までの美容室で梳きバサミを使われてスカスカにされたことがあって…。でも髪の量が多いから軽くはしてほしいんです」

他にも、

「カミソリ(レザー)で切られたら髪がちぎれる感じがして…。前回の美容室も仕上がりは良かったけど、今回はハサミだけでお願いしたいです」

これらはすべて、“技術や道具に対する制約”の一例です。そしてこれらのお願いは、一見すると的確なオーダーに見えますが、実は美容師側にとってはパフォーマンスを落としてしまう原因にもなり得るんです。

制約があると、美容師の力が発揮できない?

想像してみてください。あなたがプロ野球選手だったとして、いつもの木製バットでなら140kmの速球をホームランにできる。でも、もしそのバットがプラスチック製だったら? 長さが10cm短かったら? それでも同じパフォーマンスを出せるでしょうか?

美容師にとって、道具や技術はまさにその「バット」と同じ。つまり、使い慣れた道具・得意な技術を制限されると、パフォーマンスが発揮しづらくなってしまうのです。

もうひとつ、こんな例もわかりやすいかもしれません。
レストランで料理を注文するとき、「塩分なし・糖分なしでお願いします」と頼んだとしましょう。料理人が一生懸命作ってくれても、その料理が本来の味になるでしょうか?

美容室でもまさに同じことが言えるのです。

技術や道具も美容師さん次第

とはいえ、「過去に○○をされたら△△になった」という経験があると、つい不安になってしまうのもわかります。

私も最初は「また失敗されるんじゃ…?」と心配で、つい細かくリクエストしていた時期がありました。

でも実は、

  • 梳きバサミを使っても美しい質感を作る人
  • ハサミ一本で丁寧にデザインを作る人
  • レザーで柔らかいラインを出せる人

といったように、どんな道具でも、それを使う“人”次第で仕上がりは大きく変わるのです。

だからこそ大切なのは、「道具」ではなく「誰に任せるか」。美容師さんとの信頼関係が何よりも仕上がりに影響してくるのです。

毎回同じような失敗が起きるなら…?

それでも、「毎回スカスカにされる」とか「毎回広がる仕上がりになる」など、同じような失敗を繰り返してしまう場合、もしかしたらあなたのオーダーの仕方自体に問題がある可能性もあります。

たとえば、

  • 「軽くしてください」
  • 「シャギーたくさん入れてください」

こうした言葉が、逆に“髪を梳きすぎる原因”を作っている場合もあります。

美容師はその言葉を受けて、“軽く=量を取る”と判断し、結果としてスカスカにしてしまうことがあるのです。

良いオーダーの仕方とは?

大切なのは、「過去の体験」だけで判断せず、美容師さんにしっかりと“なりたいイメージ”を伝えること。

たとえば、

  • 「髪が多くて扱いづらいので、まとまりやすくしたいです」
  • 「毛先がパサつきやすいので、なるべく広がらないようにしてほしいです」

など、“どうなりたいか”を具体的に伝えることで、美容師側もベストな道具と技術を選択できます。

【まとめ】美容師さんを信じることも、美髪への第一歩

技術や道具の制限をかけることで、仕上がりが自分の理想から遠ざかってしまう可能性もあります。

もちろん、過去のトラウマがある場合は正直に伝えることも大事。でもそれ以上に、「なぜそれが嫌だったのか」「どうしてほしいのか」を丁寧に共有することで、美容師さんとの信頼関係が築けます。

そして何より、「この人になら任せられる」と思える美容師さんと出会えたなら、まずはその人の技術を信じてみること。

まるで信頼できる医者に体を預けるように、髪のプロにも「任せる勇気」が、きっとあなたの理想のスタイルへの近道になります。

※日々のサロンワークでも、制約の多かったお客様よりも、技術を信じて任せてくれたお客様のほうが、最終的な満足度が高かったケースが多かったと感じています。

技術や道具に対する制約が気になる方は、まず“伝え方”と“信じ方”を見直してみるのがおすすめです。

あなたの「なりたい自分」を叶えるために、今日から少しだけ、美容師さんとの関わり方を変えてみませんか?

 

 

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