くせ毛を活かすカット
あなたの髪の毛は直毛ですか?くせ毛ですか?
くせ毛だという方は今までにくせ毛を活かすカット
なんて素敵な言葉に惹かれたことがあるかもしれませんが、
いかがでしたでしょうか?
「満足した」
という方もいらっしゃるかと思いますが、
「あんまり満足できなかった」
という方もいらっしゃると思います。
当然満足できなかった理由に、
美容師さんの技術力不足もあると思います。
しかし、もしその理由の原因が自分自身の心構えにもあるとしたら?
くせ毛を活かすカットの最大の注意点を知っておきましょう。
くせ毛を活かすカットの最大の注意点
まず初めに大前提として大事なのが、
いくらくせ毛を活かすカットをしたところで
くせ毛そのものがまっすぐになるわけではありません。
この大前提は非常に大事です。
あくまでくせ毛をはくせ毛のままにスタイルをつくるということです。
そしてそのくせ毛を活かしたスタイルを作るための条件は結論から言いますと、
- 自分自身がくせ毛を受け入れられるかどうか
- 活かすことができるくせ毛かどうか
です。
あなたのお知り合いにもいらっしゃるかもしれませんが、
日々のサロンワークでまれに、
パーマをかけているようで実はかけていなくて、
くせ毛を上手く活かしてパーマのように見せている方がいます。
これはまさに上の2つの条件を満たしているのです。
くせ毛を受け入れているかどうか
美容師さんのカットの技術力ももちろん大事なのですが、
どちらかというと、
カットをする前から自分のくせ毛を受け入れているか
これが非常に大事になります。
そうなんです、実は美容室に行く前からすでに
生かすカットにできるかどうかは決まっているのです。
このくせ毛を受け入れるという心構えができていない限り
どんなに美容師さんに
「くせ毛を活かしましょう!」
と言われても、
そもそもがくせ毛であること、髪の毛が曲がっていること自体が気になっているので
到底受け入れることができないのです。
結果、くせ毛を殺すという選択肢になるのです。
活かすことができるくせ毛かどうか
くせ毛には大きく5種類のくせ毛の種類があります。
下記の5種類の中でも、あくまで経験上ではありますが、
波状毛は活かしやすいくせ毛の種類の一つと言えると思います。
逆に縮毛や連珠毛に関してなかなか活かすことが難しいくせ毛と言えます。
但し、どの種類のくせ毛に関しても
- 長さ
- 毛量
- くせ毛の種類
- くせの強さ
- 求めるスタイル
によって活かすことができるかが決まるので、
一概にこのくせ毛の種類だから活かせる、活かせないということではありません。
くせ毛の種類
波状毛(はじょうもう)
髪の毛が大きく波打つようにうねっているくせ毛で、
日本人にもっとも多いタイプのくせ毛。
縮毛(しゅくもう)
髪の毛がチリチリと縮れているタイプのくせ毛。
もっともくせが強いタイプのくせ毛で根元から毛先の方まで激しくねじれている。
連珠毛(れんじゅもう)
髪の毛の太さが均一ではなく、ところどころがボコボコと膨らんで、
まるで数珠のようになっているくせ毛。
捻転毛(ねんてんもう)
髪の毛がクルクルとねじれているタイプのくせ毛。
髪の毛が太くて硬い人ほどなりやすい傾向があり、
パサついて広がりやすい。
その他の癖毛
加齢やダメージによって起こるタイプのくせ毛もあります。
年齢を重ねることや、激しいダメージによって
髪の毛の水分量や油分の減少、内部のたんぱく質の減少や流出によって
弾力を失い、パサつきやすくなりくせが生じる可能性もあります。
まとめ
くせ毛を活かしたスタイルを作るためにはまず、
- 自分自身がくせ毛を受け入れられるかどうか
- 活かすことができるくせ毛かどうか
この2つの条件が必要になります。
特にくせ毛の種類に関しては、
経験上、波状毛(はじょうもう)と呼ばれる
髪の毛が大きく波打つようにうねっているくせ毛は
活かしやすいと思いますが、
縮毛(しゅくもう)と言われる髪の毛がチリチリと縮れているタイプのくせ毛は
活かすことが難しいです。
但し、どの種類のくせ毛に関しても
- 長さ
- 毛量
- くせ毛の種類
- くせの強さ
- 求めるスタイル
によって活かすことができるかが決まるので、
このくせ毛だから活かせる、このくせ毛だから活かせないということではありません。
そしてやはり一番大事なのは、
どんなに活かすカットをしても、
くせ毛そのものがまっすぐになるわけではありません。
あくまでくせ毛をくせ毛のままに活かすスタイルにする、
ということになるということです。