そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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シャンプーを変える前に見直すべき3つのヘアケア習慣|本当に髪が綺麗になる人がやっていること

ツヤのある美しいストレートヘアを後ろ姿で見せる女性。正しいヘアケア習慣で健康的な髪を保つイメージ。 美容室
正しいヘアケア習慣を続けることで、髪本来のツヤとしなやかさを取り戻せます。
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している脱社畜現役美容師・「美容室・食事・睡眠・運動・習慣」など美容に関する情報や、「お金・税金」に関する情報をのんびり発信中。役立つ知識をゆったりお届けします!

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「最近、髪の毛が傷んできた気がする…」
そんなとき、多くの人が最初に思いつくのはこんなことではないでしょうか。

  • シャンプーやトリートメントを変える
  • 新しいヘアオイルや洗い流さないトリートメントを試す
  • 美容室でトリートメントをする

もちろん、これらも大切です。
ですが、実はその前にもっと重要な3つのポイントがあります。

それは──

カラー・パーマ・縮毛矯正のサイクルを見直し
② 美容室トリートメントの頻度の見直し
③ ホームケアの“間違い”を正す

この3つを整えずにいくら高級シャンプーや高級トリートメントを使っても、
「前より傷んだ気がする…」という結果になってしまうことも少なくありません。

この記事では、美容師の立場から日々のサロンワークでも実際にアドバイスをしている、本当に髪が綺麗になる人の共通点を少し深掘りしてお話しします。


まず理解してほしい「ヘアケアの2つの大前提」

まずヘアケアの話をする前に、ここは絶対に外せないという前提があります。

  1. 髪は死滅細胞なので、“補修”はできても“修復”はできない
  2. どんなに優れた薬剤を使っても、ダメージをゼロにはできない

つまり

一度傷んだ髪は元に戻らない

トリートメントやオイルに代表されるヘアケア製品は「ダメージをなかったことにする魔法のアイテム」ではなく、「傷みを目立たせず、一時的な補修をするためのアイテム」なんです。

この2つを理解しておくと、ヘアケア選びの考え方が一気に変わります。


① カラー・パーマ・縮毛矯正のサイクルを見直す

例えばカラーですが、毎月カラーするという方もいれば、2~3ヶ月毎に毛先までカラーしているという方も多いですよね?

でも、これを1回おきにリタッチ(根元だけ)カラーにするだけで、
年間の毛先カラー回数は半分になります。

  • 今まで毎月毛先までカラー → 12回/年
  • 改善後(1回おきにリタッチ) → 6回/年

サイクルを組み、毛先に薬剤をつけない回をつくるだけで、髪のダメージ進行をぐっと抑えられます。

🔹リタッチカラーとは?

伸びた根元(いわゆるプリン部分)だけを染める技術。
退色した中間~毛先にトーンを合わせることで、根元の黒髪と中間部の色を合わせます。

ちなみにこの“サイクルのコントロール”は、縮毛矯正でも同じです。
パーマの場合はリタッチできない分、かけ直す周期を長くすることがポイント。

「どのくらいのペースが理想か?」は髪質や施術内容によって違うので、
担当の美容師に相談して“あなた専用のサイクル”を一緒に決めるのがベストです。


② 美容室トリートメントのサイクルを整える

多くの方が勘違いしているのがココ。

❌「髪が傷んだら、美容室でのトリートメントを頻繁にすれば髪が治る」
⭕「メニュー毎に毛先まで薬剤を塗る場合のサイクルを調整し、できるだけ傷みにくいサイクルと適度な美容室でのトリートメントとホームケアでダメージの進行をコントロールする」

美容室でのトリートメントは近年のSNSの発展により、魔法のようなメニューに見えがちですが、決してダメージが治っているわけではありません。

実際、トリートメントの中には指通りを重視するあまり強い皮膜を作ってしまい、水分バランスを崩すタイプもあります。

ものすごくわかりやすい例えをすると、お肌がメチャクチャ綺麗に見えるファンデーションがあったとして、「一度つけたら1ヶ月落ちません」と言われた場合あなたはつけてみたいですか?素肌に何らかのダメージが残りそうで不安になりませんか?

一時的にはツヤツヤになりますが、
回数を重ねすぎると「表面だけツルツル、中はパサパサ」という状態に…。

実際のサロンワークでも、超短いサイクルでカラーやトリートメントをしているお客様ほど、髪の毛の一時的な見え方は良くても、近くでよく見るとかなりのダメージが見られ毛先はボロボロ・・・なんてことも。

トリートメントは「治療」ではなく「一時的な補修」という。位置づけにし、やりすぎるよりも、“ベストなタイミング”を守る方が効果的です。

③ ホームケアの間違いを正す

「とにかく良いものをたくさん使えば髪が回復する」そう思っていませんか?

残念ながら、先ほどまでのお話同様、どんなに高価なヘアオイルやヘアケア製品でも一度傷んだ髪の毛は“治る”ことはありません。

ではヘアケア製品は使う意味がないのか?というとそんなこともありません、一時的な補修や特定の成分による効果は確実にあります。大事なのは、“量”より“使い方”です。

🔹良いヘアケアとは?

  • 自分の髪に合う香り・使用感・価格で続けられる
  • 成分やブランドよりも「継続できるか」を重視する
  • 必要なときに、必要な場所に、必要な量だけ使う

目安としては、シャンプー後の洗い流すトリートメントも含め、多くても2~3種類程度

  • 洗い流すトリートメント(インバストリートメント) 1~2種類
  • 洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント) 1~2種類

理由としては、何種類もつけていると単純にめんどくさくなり続けられなくなってくるから。ということと、髪のダメージに悩みがある場合、多くの方が、とにかく指通りを良くしようとしっとり系のトリートメントを選んでいるので効果が重なりベタベタな仕上がりになってしまうから。


まとめ|“増やすケア”より“減らす見直し”を

髪を綺麗にしたいとき、つい「何を足すか?」に意識が向きがちですが、逆に「何を減らすか?」を意識し、施術メニューのサイクルや、ヘアケア製品をシンプルにして、「髪の毛が治らないこと」を前提に、できるだけ傷ませないようにするという考えにシフトすることで良い状態を保つことができます。

  • カラー・パーマ・矯正のサイクルを整える
  • トリートメントをやりすぎない
  • ホームケアを必要最小限にシンプル化する

これらを意識するだけで、髪の負担は確実に減り、結果として「髪が元気になってきた」と感じられるはずです。

日々のサロンワークでも「どんなサイクルで施術をするか」という事は非常に重要だと思っています。傷んだらトリートメントで一時的に補修という考えも悪くはないのかもしれませんが、

髪は一度傷んだら元には戻りません。だからこそ、“悪くしない工夫”こそが最も確実なヘアケアです。

もしこの記事を読んで「思い当たるかも」と感じたら、まずは今日から“サイクルの見直し”を始めてみてください。

 

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