美容室に行く日は、
- 「おしゃれな空間だから」
- 「美容師さんもおしゃれだから」
- 「普段よりキレイに見せたい」
と、服装に気をつかう方が多いと思います。
ただし実は——
美容師が密かに「できれば避けてほしい…」と思い、来店した瞬間に「ちょっと大変かも・・・」と思っている服装があります。
もちろんその服装で来たからといって施術を断ることもありませんし、態度に出すこともありません。ただ、その服装だと施術の難易度が上がってしまうのは事実です。
■ 結論:美容室では “首元がスッキリした服装” がベスト
美容師が施術しづらくなる服装には共通点があります。それは 首まわりにボリュームがある服装であること。
例えば…
- 厚手のパーカー(フードが大きい)
- オフタートルネックのニット
- 襟が硬いワイシャツ
-
タートルネック
首元に布が重なったり、襟が立っていたり、フードに厚みがあるタイプの服は、施術のときにとても扱いにくくなります。
※現役で毎日サロンワークをしている私自身の実体験であり、おそらく多くの美容師さんも同じ意見だと思います。
■ なぜ首元がスッキリしていないとダメなのか?
美容師側から見ると、主に以下の2つの問題が起こります。
① 首まわりに余分な厚みが出る
首が埋もれてしまうため…
- カットクロス・シャンプークロスが巻きにくい
-
その結果、シャンプー時に首元が濡れやすくなる
というデメリットがあります。
実際に厚手のパーカーを着たまま首元にタオル等を巻いてみると分かりますが、首の後ろにかなりふくらみが出てしまいます。
② 髪が自然に落ちる位置がズレる
カット時には髪が自然に落ちる方向がとても重要です。
首元に厚みがあると
- 髪の落ちる位置がズレる
- 肩・鎖骨ラインの長さ調整がしづらい
-
正確なラインが出しにくい
といった問題につながります。襟足をスッキリとさせるスタイルや一定のロングは影響が少ない場合もありますが、特に肩に付く位のミディアムスタイルは影響が大きくなります。
■ じゃあ、どんな服装で行けばいい?
◎ 最もおすすめ
-
首まわりがスッキリしたトップス(Tシャツ・クルーネック・薄手ニットなど)
これだけで施術のしやすさが大きく変わります。
◎ どうしてもおしゃれしたい場合は?
「どうしても厚手のトップスを着たい…」
そんな方は、
-
美容室に着いたら脱げるスタイルにしておく
これがベストです。
例:厚手パーカーの下に薄手のカットソーを着ておき、美容室ではパーカーを脱ぐ。
■ まとめ
- 美容室へ行くときは 首元がスッキリした服装がベスト
- 厚手のパーカー、タートルネック、硬い襟のシャツなどは施術がしにくい
- 施術を断られることはないが、カットの精度やシャンプー時の快適さに影響が出る
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おしゃれしたい場合は “脱げる服” で調整すればOK



