日々のサロンワークで特に多い悩みの一つとしてこんなオーダーがあります。
こんにちは〇〇様、本日はカットですね。何かやりたい感じは決まっていますか?
いつもやりたい感じは肩につくくらいの長さでって伝えてるんですけど、どうも毛先がはねてうまくまとまらないので毛先がはねないようにカットしてほしいです。
あなたも同じようなオーダーをしたことありませんか?
最近では外はねのスタイルなども多くみられるようになり、外はねのスタイルも非常にかわいい
スタイルなので日々のサロンワークでもおすすめしたりすることもあります。
しかし割と多くの方がこの外はねのスタイルを嫌うのです。
それはなぜか?
理由としては自分で制御できないから
『はねさせている』のではなく『はねてしまう』のが嫌だからということです。
しかしこの外はねになる原因が実はオーダーの仕方にある場合もあるのです。
毛先がはねる最大の原因と3つのはねる原因
毛先がはねる最大の原因
まずは結論から、毛先がいつもはねていて困っている方の最大の原因は
先程のやり取りでも
いつもやりたい感じは肩につくくらいの長さでって伝えてるんですけど、どうも毛先がはねてうまくまとまらないので毛先がはねないようにカットしてほしいです。
というオーダーによってはねるべくしてはねる長さをオーダーしています。
他にも日々のサロンワークでは
長さは肩位で、段(レイヤー)入れて少しフワッとさせてほしいです。
長さは肩位でできれば量が気になるから量をできるだけ少なくしてほしいです。
というオーダーも割と多くあります。
もしかしたら同じようなオーダーをしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
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毛先がはねやすくなる3つの原因
肩につく長さ
先程の毛先がはねる最大の原因でもお話した通り
これが一番はねやすい原因です。
ではなぜ一番のはねやすい原因になるのか?
人間には肩があり髪の毛は重力によって下に落ちるので、
落ちた先に肩があり肩に触れ行き場を失った毛先は肩に沿うように落ちます。
長さとなるのです。
段(レイヤー)を入れる
美容室での段というはレイヤー(重なり)の事を指し、
ものすごく単純に説明をするならば、いわゆる表面の毛を短くすることになります。
このレイヤーが外はねの原因となりやすいのは、
例えば長さが肩位の長さで、トップ(表面)にレイヤー(段)を入れた場合などは、
- レイヤーを入れる前には肩についていたトップ(表面)の毛が、トップ(表面)にレイヤーをいれることによって方につかなくなり、その分残った方についている毛先が軽くなる。
- レイヤーを入れたことによってトップにボリューム(ウェイトと言います)が生まれ、ボリュームを作り出している毛がくびれを生み、そのくびれによって、ボリュームのすぐ下の毛を押し、肩についている軽くなった毛先がはねやすくなる
という形で長さの設定が肩につく長さでトップ(表面)にレイヤーを入れるということは、
はねやすい原因の一つとなります。
毛量を軽くする
長さやスタイル、くせの有無や毛量によって大きく異なってきますが、
毛量というのは基本的に、軽くすればするほど髪の毛と髪の毛の間に空間が生まれ、
動きやすくなります。
なので長さが肩に付く長さの場合は、トップにレイヤーが入っていないスタイルの場合でも、
全体の毛量を軽くするということは、毛先の厚みが減り髪の毛が動きやすくなっている状態なので
肩に付いた毛先ははねやすくなります。
まとめ
であるということ。
その、肩につく長さにさらに
- 段(レイヤー)を入れる
- 毛量を軽くする
という2つのオーダーが重なると、
はねる条件が全てそろってしまい、はねさせるべくしてはねさせている状態となります。
なので、どうしてもはねが気になる方は、
というところを一番意識してオーダーをするようにしましょう。
- いつも同じ髪型になってしまう
- 髪形以外にも何か変えられることはないかな
と感じている方は是非下記の記事もご参考にしてみてください。