
「セニング(すきバサミ)を使う美容室は下手なサロン?」

「ハサミだけでカットする方が技術が上!」
という話を、ネットや口コミで見たことはありませんか?せっかく美容室に行くのに「本当のところどうなの?」とモヤモヤしたままだと、お店選びにも自信が持てないですよね。
この記事では、セニングを使う=下手という見方は正しいのか、カット技法の実情をわかりやすく整理し、失敗しない美容室選びの目安までまとめました。
セニング(すきバサミ)とは?使う目的の違い

役割は毛量・質感調整
セニングは「毛量調整・質感調整」の道具
セニングは、櫛状の刃で毛束の一部だけをカットできるハサミで、毛量を間引いたり、毛先の質感を軽くするのに使われます。適切に使えば、ボリュームを抑えつつ自然な動きを出せる便利な道具です。
通常のシザーとの役割分担
通常のシザー(ストレートシザー)は、髪の「長さ」と「骨格に合うライン」を決める道具。対してセニングは、長さを変えずに「見た目の軽さ」や「毛先のなじみ」を作ります。両者はそもそも役割が違うため、どちらが上位という関係ではありません。
「セニングを使うと下手」説はどこから来た?
理由① 使いすぎで失敗例が目立つ
セニングは手軽に毛量を減らせる反面、一度切りすぎた毛はすぐには戻らないため、多用しすぎると「中間スカスカ・毛先バサバサ」という仕上がりになりがちです。このタイプの失敗経験から「セニングは悪」という口コミが広がったと言われています。
理由② ストロークカットで代替できるスタイルが増えた
近年はドライカット・ストロークカットなど、通常シザーでも質感調整ができる技法が普及。ベテランのスタイリストほど「セニングに頼らないカット」を意識する傾向があり、それが「ハサミだけ=技術が高い」というイメージにつながった面もあります。
理由③ 短時間で仕上げる店と丁寧に時間を取る店で使い方が違う
1,000円カットなど高回転の業態では、短時間で仕上げるためにセニングを多用することがあります。一方、時間をかけるサロンではセニングの使用量を抑える傾向があるため、「安い店はセニングを多用するから下手」というイメージが生まれやすい構造です。
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セニングを使うカットが合う人・合わない人

髪質に合わせた設計が鍵
合う人:毛量が多い・広がりやすい方
硬毛・多毛・クセ毛で広がりやすい方は、セニングで適切に毛量調整することでスタイルが決まるケースが多いです。ストロークカットだけではボリュームダウンが追いつかない場合もあります。
合わない人:軟毛・細毛・猫っ毛
逆に、軟毛・細毛の方にセニングを多用すると、毛先のまとまりがなくなり、スタイルが決まりにくくなります。この髪質の方は「セニングを最低限に」とオーダーするのがおすすめです。
合わない人:ショート&ぱっつん系のスタイル
ぱっつんボブや重めのショートは、毛先のラインをそろえる必要があるので、セニングは必要最低限に抑える設計が基本です。
毛先のまとまりを出すオイル
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現場目線!どうしてもセニングを使ってほしくないときは
①予約前に確認する
どうしてもカットの際にセニングを使ってほしくないときは、素直に確認をしましょう。予約前でしたら電話等で「セニングを使わずにカットしてほしいのですが。」と伝えてみましょう。対応可能な美容室であれば対応してくれるはずです。
②カウンセリングで伝える
予約してからでも、カウンセリングで伝えることで対応可能な場合もあるので、予約をした後の場合でも素直に伝えましょう。この時に何故セニングの使用を避けてほしいのか、理由があればその理由も話してもらった方が、その後の施術もしやすいので理由がある場合は理由も交えて伝えましょう。
ただし注意!セニングは悪ではありません
最後に一つ例を挙げてみましょう。ここで例えるのは絵です。絵には水墨画や、水彩画、油絵、版画等、様々な絵があります。
例えばあなたが動物の絵をリクエストしたとします。様々な画家の方が、水墨画や、水彩画、油絵、版画等で動物の絵を描いてくれました。
もちろん画家の方達はみんな絵が上手です。誰がみても上手な動物をそれぞれ描いてくれました。しかしここで油絵を描く人が一番上手だ。水墨画なんて下手くそが描く絵だ。
とはなりませんよね?又は、筆を使って書くなんて下手くそだ。指で繊細に描くのが上手だ。
なんてなりませんよね?
大事なことはどの道具を使っているかではなく、希望のスタイルにするために必要な道具を使いこなしているかということになるのです。
なので、予約前や、カウンセリングでできるだけセニングを使わないよう伝えることも大切ですが、その美容師さん本来の力を発揮してもらうためにも、信じてお願いすることも大切です。
まとめ:セニング=下手ではなく「使い方次第」
セニングと技術の関係を整理すると、以下のとおりです。
- セニングは毛量・質感調整のための道具で、通常シザーとは役割が違う
- 「下手」と言われるのは使い方次第。使いすぎ・設計不足のカットが原因
- 硬毛・多毛の方には欠かせない道具。軟毛・細毛は最低限に
- 美容室選びではカウンセリング時の説明の具体性をチェック
- 自分の髪質と仕上がりイメージをしっかり伝えるのが最短ルート
道具の良し悪しより「髪質と仕上がりに合った使い方ができているか」が本質。口コミの情報だけで判断せず、カウンセリングの質で選んでみてください。
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