そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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シャンプーを変えるよりも大事なヘアケアの3つのポイント

美容室
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している現役美容師(歴20年以上)・【美容室に関する事】【健康や美容に関する事】【その他気になった事】を自由に『雑MEMO』としてブログにしてます。

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髪の毛が傷んできたと感じた時に多くの方がまずとりかかりやすいヘアケアとして

  • シャンプー&トリートメントを変える
  • その他のヘアケア商品を変える
  • 美容室でトリートメントをする

といったことが浮かぶでしょう。

しかしこれからのヘアケアに気を使う前にもっと注意しなければならないポイントが3つあります。

それは

  • カラーやパーマ、縮毛矯正のサイクルを考える
  • 美容室でのトリートメントのサイクル
  • ホームケアの間違いを正す

シャンプー&トリートメントを頻繁に変えたり、

その他のヘアケア商品頻繁に変えたり、

美容室で頻繁にトリートメントをしているのに

『以前よりももっと傷んでいる気が・・・』

と感じている方は是非参考にしてみてください。

ヘアケアの3つのポイント

非常に大事な2つの大前提

ヘアケアの為の3つのポイントの前に非常に大事な2つの大前提があります。

  1. 髪の毛は基本的に死滅細胞なので一時的な補修は可能だが修復は不可能
  2. どんなに最新の優れた薬剤を使用しても髪の毛へのダメージが0(ゼロ)とはならない

修復と補修についてはこちらも是非ご参考にしてみてください。

※美容師さんの勉強の仕方によって考え方は様々ですので、ダメージは治るという美容師さんもいますし薬剤を使用してもダメージがないという美容師さんもいます。どちらを信じるかは皆様にお任せいたします。

カラーやパーマ、縮毛矯正のサイクルを考える

例えばカラーの場合、毎月毛先までカラーをしていたとします。

この場合は当然、年に12回毛先までカラーをしている計算になります。

しかし、この年に12回毛先までのカラーを半分にする方法が2つあります。

  1. 来店サイクルを2カ月にする
  2. 毎月の来店サイクルはそのままに、間の一回をリタッチカラーにする

前者は来店サイクルを1カ月から2カ月にするので当然ながら毛先までのカラーは6回になります。

そして後者の場合は、間に1回リタッチカラーをするので

毎月のカラーでの来店は変わらないけれど、毛先までのカラーは先程と同様年に6回となります。

リタッチカラーとは、前回のカラーから伸びてきた新生毛部分(俗に言うプリン状態)を前回カラーリングして退色してきた毛先に合わせて明るくする技術です。
このカラーやパーマ、縮毛矯正のサイクルを考えるというのは非常に重要で、
例にあげたカラーの場合は、毛先にカラーの薬剤をつけるのとつけないのでは、
つけた場合は当然ダメージが進行し、つけなかった場合はダメージは生じないので
ダメージの進行はありません。
今回の例はカラーで紹介しましたが、当然縮毛矯正の場合も同じことが言え、
パーマの場合はリタッチをすることはできないので、次にパーマをかけるサイクルを
コントロールすることが重要となります。
カラーや、パーマ、縮毛矯正のサイクルはなかなか自分で決めることが難しいので、担当の美容師さんに相談の上決めると良いでしょう。

美容室でのトリートメントのサイクル

先程のカラーやパーマ、縮毛矯正のサイクルと同様美容室でのトリートメントのサイクルですが。

ここでは多くの方が勘違いしている思い込みが重要になってきます。

結論から言うと、

美容室でトリートメントを頻繁にしても髪の毛が治るわけではない

トリートメントの種類によっては逆にダメージにつながる場合もある。

ということです。

髪の毛というのは非常によくできた構造をしていますが、先ほどの大前提でも紹介したとおり

補修は可能でも修復はできません。

トリートメントの種類によっては、指通りを重視するために、

毛髪表面に強固な皮膜を形成し水分バランスを崩してしまうものもあります。

もちろんこういったトリートメントを1回やったからといって重篤なダメージに

つながることはありませんが、

傷んだ髪の毛を何とか綺麗に治したいと思うあまり、

非常に短いサイクルでトリートメントをしていてもかえってダメージに

つながってしまう場合もあるので注意が必要です。

※トリートメントに関する記事はこちらも是非参考にしてみてください。

現役美容師もおすすめのヘアケアアイテム。

  • 髪の毛を梳かす時にひっかかるのは切れ毛や枝毛の原因に、ひっかからずに梳かせて地肌も気持ちいいブラシ。
  • ドライヤーは高級なものから安いものまであるからどれを選んでいいかわからない。
    風力が強く、温度も高すぎないおすすめのドライヤー。

ホームケアの間違いを正す

先程の短いサイクルでの美容室でのトリートメントと同様、

ホームケアにおいても多くの方が大きな勘違いをしています。

それは、

良い物をたくさん頻繁につけていれば髪の毛は回復する

と思っていることです。

ここで非常に重要なことは『良いもの』とは何か?

もしこの良いものが『髪の毛が治る』ということだとしたら残念ながら良いものはありません。

なので良いものというのは自分自身が

  • 香り
  • 価格
  • 使用感
  • 成分
  • 美容師さんから、人から勧められた

等を考慮して決めたものになります。

そしてどんなヘアケア剤も、たくさん頻繁につけたからといって髪の毛を治すことはできないので、

必要な時に、必要な分だけ、必要な場所にをつけてあげることが大切です。

ヘアケア剤には熱からのダメージを軽減したり、保湿をしたり、指通りを良くしたりと成分によって様々な種類があります、つけすぎに注意しながら多くても2種類位を適量つけることをお薦めします。

まとめ

大前提として髪の毛は

  1. 髪の毛は基本的に死滅細胞なので一時的な補修は可能だが修復は不可能
  2. どんなに最新の優れた薬剤を使用しても髪の毛へのダメージが0(ゼロ)とはならない

修復が不可能だからこそカラーやパーマ、縮毛矯正のサイクルを考え、

できるだけ薬剤をつけなくて良いところには薬剤をつけないようにし、

美容室でのトリートメントや自宅でのヘアケアでは、頻繁にたくさんつければ髪の毛は治る

という間違いを正し、美容室でのトリートメントも自宅でのトリートメントも、

必要な時に必要な分だけ、必要なところにつけるということを心掛けていきましょう。

こちらの記事も是非ご参考にしてみてください

シャンプー&トリートメントを変えるよりも大事なヘアケアの為の3つのポイントは理解できたけど、

とはいえシャンプー&トリートメントやヘアケア商品っていつも選ぶのにすごく困っているという方も

多いかと思います。そんな悩みを持っている方は是非下記の記事も参考にしてみてください。

現役美容師おすすめのブラシ
ダメージしている髪の毛は非常に梳かしにくくなります、無理に梳かして切れてしまっては、
切れてしまった断面が粗くたんぱく質の流出がしやすく枝毛や切れ毛につながりやすく
なってしまいます。
下のブラシは実際に日々のサロンワークでも使用している引っ掛からなくとかしやすいブラシです。
いつも使っているブラシが梳かしにくかったり、ひっかかって梳かせないという方は是非試してみてください。

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