そのヘアセットの失敗は【滑り(スライド)が悪いから】かもしれません。シルクのような滑りでヘアアイロンの引っかかりによる切れ毛を防ぎ、髪との摩擦を抑えダメージを大幅に減少してくれます。
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シャンプー&トリートメントジプシー卒業!本当に自分に合うシャンプーの選び方【30代40代50代60代対応】

シャンプーやトリートメントの選び方を表す木製ブロックとルーペのイメージ写真 美容室
シャンプー&トリートメントの正しい選び方を知ることで、髪質や年代に合ったケアが可能に。
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この記事を書いた人
Yukimaru

・小さな美容室をのんびりと経営している脱社畜現役美容師・「美容室・食事・睡眠・運動・習慣」など美容に関する情報や、「お金・税金」に関する情報をのんびり発信中。役立つ知識をゆったりお届けします!

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シャンプー&トリートメントジプシーから抜け出す方法|もう迷わない!自分に合うシャンプーの選び方【30代・40代・50代・60代対応】

「自分に合うシャンプーが見つからない…」と感じて、次から次へと新しい商品を試していませんか?いわゆる“シャンプージプシー”状態に陥っている人は意外と多いんです。

実は、筆者である私自身も日々のサロンワークで、数えきれないほどのお客様から「おすすめのシャンプーってどれですか?」と聞かれてきました。しかし答えはとてもシンプルで、シャンプーやトリートメントに「万能薬」は存在しない ということ。

そして、結論から言うと、まずシャンプーやトリートメントで髪が修復することはありません。大切なのは 「役割を理解し、髪質や頭皮に合った商品を正しく選び、正しく使うこと」 です。

この記事では、シャンプージプシーから抜け出すために知っておくべき基礎知識と、年代別(30代・40代・50代・60代)におすすめのシャンプーの選び方を、美容師の目線から簡単に解説します。


シャンプーとトリートメントの本当の役割

あなたは毎日シャンプーやトリートメントはしますか?毎日でなくても数日おきや、人によっては日に2回なんて方もいるかもしれません。ではあなたは何の為にシャンプーやトリートメントをしていますか?

もちろんこれは頭皮や髪の毛を綺麗にするためですよね?まさかシャンプーやトリートメントで髪の毛のダメージが治るなんて思っていないですよね?

まず大前提として押さえてほしいのは、シャンプーとトリートメントの「役割」です。

  • シャンプー:頭皮と髪の汚れを落とす
  • トリートメント:髪の表面をコーティングし、手触りを整え、補修する

ここで勘違いしがちなのが、「修復」と「補修」の違い」です。

  • 修復壊れたものを元通りに直す(不可能)
  • 補修一時的に手触りや見た目を整える(可能)

つまり、シャンプーやトリートメントで髪の毛が「完全に元通りになる」ことはありません。もし今のあなたがシャンプー&トリートメントジプシーになっていて、「なかなか髪の毛を治してくれる良いシャンプーやトリートメントが見つからない!」なんて思っていたらまずはその思い込みを治しましょう。

👉 髪は一度ダメージを受けると修復はできない。できるのは「補修」まで。【修復】と【補修】は似てはいますが全然違います。

これを理解していないと、延々と「もっといいシャンプーがあるはず!」と探し続けることになります。


シャンプージプシーを抜け出すための第一歩

シャンプージプシーに陥る人の多くは、

  • 「もっとツルツルになって、手触りよくしっとりとなるものが欲しい。」
  • 「この成分は植物性、オーガニック、天然由来だから良い成分だ。」
  • 「この成分は石油から合成されたから洗浄力が強くて悪い成分だ。」
  • 「これは高級だから髪に良いはず。」

と、成分重視や価格で決めたり商品に過度な期待をしすぎているのが原因のひとつです。しかしここで本当に大事なのは、成分や価格よりも「正しい使い方」です。

“しっかり洗い流すこと”

これだけです。たったこれだけ?と思う方も多いかもしれませんがおそらく多くの方ができていないはずです。特にシャンプーはしっかりと流しましょう。

トリートメントに関しては手触り重視や成分重視でシャンプーやトリートメントを選んでいる場合、ツルツル感が残っていればいるほど髪の毛に良いと勘違いしてしまいがちですが、残しても修復ができるものでもありません。

基本的にはしっかりと流す事が大事です。ただし、美容室等で美容師さんのアドバイスのもとに洗い流しを甘くするよう説明があった場合は例外です。私もトリートメントの特性上でそのようにアドバイスをする場合もあります。

シャンプーもトリートメントも、すすぎ残しは頭皮トラブルやベタつきの原因になります。意外と多くの人がここを甘くしています。成分や、価格も大事ではありますが、まずはしっかりと流す。という基本を押さえるようにしましょう。


年代別|自分に合うシャンプーの選び方

シャンプー選びは、年齢やライフスタイルで変わる髪質に合わせるのがポイントです。

30代女性のシャンプー選び

出産・仕事・育児でライフスタイルが大きく変わる30代。産後の抜け毛や髪のボリュームダウンを実感する人も少なくありません。実際、私の周りや日々のサロンワークでも出産後に「髪が抜ける。」といった声や「産後で髪質が変わった。」という悩みはよく聞きます。

選び方のポイントの一例

  • 頭皮への負担を減らすために、マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーを選びましょう。

  • 重めのトリートメントよりも、軽めでサラッと仕上がるものがベター。根元のふんわり感をキープできます。

  • カラーをしている人は、色持ちを良くする「カラー用シャンプー」も取り入れると、パサつきが減り手入れが楽になります。

例) ベージュ系の柔らかいカラーに、保湿力のあるアミノ酸シャンプーを組み合わせると、軽やかさとツヤが同時に叶います。


40代女性のシャンプー選び

「若作り感を出さず、自然に上品に見せたい」と思う40代。白髪がちらほら目立ち始める一方で、髪のツヤ感やボリュームも気になる時期です。

選び方のポイントの一例

  • 髪や頭皮のエイジングサインが出やすい年代なので、エイジングケア対応シャンプーを取り入れると効果的。

  • カラー毛には「ダメージ補修+ツヤ重視」のタイプが◎。まとまりやすく、見た目年齢がぐっと下がります。

  • さらに、頭皮の血行を促す炭酸シャンプーやスカルプ系を週1〜2回使うと、根元が立ち上がりやすくなります。

例) 落ち着いたブラウン系カラーに、ボリュームアップ効果のあるシャンプーを合わせれば、品のある大人ヘアに仕上がります。


50代女性のシャンプー選び

白髪が本格的に増え始め、髪のハリやコシの不足を感じやすい50代。髪が細くなり、ボリュームが出にくいことに悩む方が多いです。

選び方のポイントの一例

  • 白髪ぼかしカラーやグレイカラーをしている人は、それに対応した専用シャンプーを選ぶと色持ちが良くなります。

  • 髪質改善系のトリートメントを併用することで、自然なツヤと柔らかさをプラスできます。

  • 「ふんわり仕上がるタイプ」を選ぶと、ペタッとしやすい髪でも若々しい印象に。

例) グレイカラーに対応したシャンプーと、ボリュームケアタイプのトリートメントを組み合わせれば、「年齢を感じさせない」軽やかな髪が手に入ります。


60代女性のシャンプー選び

髪も頭皮も水分量が減り、全体的に乾燥しやすくなる60代。髪が細くまとまりにくい、ツヤがなく見える…といった悩みが増えます。

選び方のポイントの一例

  • 保湿力の高いシャンプーを選び、髪と地肌にしっかり潤いを与えましょう。

  • 「ノンシリコン」にこだわりすぎるよりも、適度にシリコンが配合されたシャンプーの方が扱いやすく、まとまりが良くなります。

  • シャンプー中に頭皮をマッサージする習慣を取り入れると、血行が促進されて髪のボリューム感もアップ。

例) 保湿力の高いシャンプーに、軽めのオイルトリートメントを合わせれば、まとまりとツヤを両立した「しなやかな大人髪」に仕上がります。


まとめとアドバイス:シャンプージプシーから抜けるための心得

最後に、何故あなたは今シャンプー&トリートメントジプシーになっているのか?そのことについて私なりにアドバイスをさせていただきます。

何故シャンプー&トリートメントジプシーになっているのか?結論から言うと、髪の毛が傷んで手触りが悪くなっているからという事が一番大きな原因だと思います。

つまり、

  1. カラーやパーマ、縮毛矯正で髪の毛がダメージを受ける。
  2. 「手触りが悪くなってきた!」 → 「シャンプーやトリートメントで手触りをよくしよう!」
  3. 2~3カ月後にまたカラーやパーマ、縮毛矯正で髪の毛がダメージを受ける。
  4. 「また手触りが悪くなってきた!」 → 「もっと良いシャンプーやトリートメントで手触りをよくしよう!」

この繰り返し、無限ループになってしまっているのです。

ではどうすればよいか?一番の対処法は、シャンプーやトリートメントを変えるのではなく、今の髪の毛の状態からさらにダメージがかかるようなことを避ける事。これが非常に大事です。

例えば

  • いつも毛先までやっているカラーや縮毛矯正を根元のみにする。
  • 毎回明るくしたり暗くしたりと激しいかカラーチェンジをしていたのをやめる。
  • 自宅でのコテ巻きやアイロンの温度を下げる。
  • シャンプーやトリートメント後にしっかりと乾かさないで寝てしまう。

他にも色々とあると思います。「傷んだから何とかしよう!」ではなく、傷まないようにするにはどうするべきか?」を考え担当の美容師さんにも相談してみましょう。

実はシャンプー&トリートメントジプシーから脱却するために一番大事なことは、シャンプーやトリートメントを変え続けることではなく、今以上に髪の毛を傷めないことが大事なのです。

👉 今日からできる行動:

  • シャンプー後はいつもの3倍の時間はしっかりすすぐ。
  • 自分の年代・髪質に合ったものを意識して選ぶ。
  • そもそも傷まないようにする施術サイクルや生活習慣を取り入れる。

シャンプージプシーから抜け出し、自分に合うシャンプーを見つければ、もう迷走することはありません。

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