皆さんは美容室で髪形のオーダー(注文)をする時はどのようにオーダーしていますか?
いつも行っている美容室なら
- 「今日は前回みたいな感じで大丈夫です。」
- 「いつものみたいな感じで大丈夫です。」
という感じで注文もしやすいでしょう。しかし、
- 初めていく美容室の時
- 思い切ってスタイルチェンジしようかな
という時は注文するときに
- どうやって注文しようかな?
- 上手く伝えられるかな?
と迷うこともあるでしょう。どんな美容室に行ってもいつも完全おまかせという方は迷うことはないかもしれませんが、そうでないという場合はオーダーの仕方が9割です。そこでいつもうまくオーダーできないという方の為に4つの簡単なポイントをご紹介します。
オーダーの仕方に困った時のポイント4つ
うまく伝えようとしなくてもOK
日々のサロンワークでカウンセリングをしているとたまにお客様から
「すみません上手く伝えられなくて。よくわからないので。」
と言われることがあります。これは全然大丈夫です。気にする必要は全くありません。
むしろ、
「前下がりグラデーションにしたいんですけど、ちょっとウェイト位置高めにしたいからアンダーセクションのグラデーションはセイムレイヤー気味にリフトして、バックのミドルセクションはウェイトをつくりたいからアンダーセクションより気持ちリフトダウンさせて、でもサイドは長めに残していきたいから後方にオーバーダイレクションもしっかりかけて。オーバーセクションはバックのウェイト削りすぎない位でレイヤーでカットしてもらってミドルセクションと同様後方にオーバーダイレクションをかけながら切ってください。」
お客様からこんなふうにオーダーをされたりしたら美容師側も同業者かな?と身構えてしまいます。人に何かを伝えるというのは本当に難しいことなので上手く伝わらなくても焦る必要はありません。こういった場合には、まずは最低限次の3つの事を伝えるようにしましょう。
長さの設定
今現在の長さよりも
- 短くしたいのか
- 伸ばしていきたいのか
- 今くらいの長さでよいのか
切りたいのか?伸ばしたいのか?キープをしたいのか?最低限どうしたいのか?これがぶれていると美容師側としても提案に非常に困ってしまいます。
もちろん3つのパターンで提案することも可能ですし、提案をしてもらってそれを聞いてから決めるという形でも問題はありません。こういった場合に一番美容師側が困ってしまうのは、
それぞれのパターンでの提案をしてもひたすら迷って、美容師さんに答えを求めるけれど、その答えを聞いてもなお迷っているというパターンが一番困ってしまうので、最低限長さの設定は決めておいて、その長さにした際のスタイルの提案は美容師さんに任せてみるのが良いでしょう。
美容室の来店周期&今までの履歴
- 前回美容室に行ったのはいつ位か?
- おおよその美容室の来店周期は?
ライフスタイルでの制限の有無
- 職場でのカラーの明るさの制限の有無
- 一定の長さまで伸びている場合はまとめなければいけないか?
- 薬剤に対するアレルギー等の有無
初めて行く美容室では美容師さん側から先に聞いてくれる場合もありますが、必ず聞いてくれるとも限りませんので必ず先に伝えるようにしましょう。
写真や画像を見せる
定番ではありますが一番簡単にどんな感じにしたいかを知ることができるので美容師側としても見せてもらえると非常にありがたいです。
女優さんとかアイドルの写真とか持っていくのはちょっと恥ずかしいかも・・・なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、美容師が見てるのは髪形です。安心してください。
写真や画像を見せる際にも3つ程ポイントもあります。
一枚だけではなく同じような長さで良いので数枚あった方がより伝わります。
画像や写真は一枚でも充分なりたい感じは伝わりますが、同じようなスタイルの写真が数枚あった方が、よりなりたいイメージとそのお客様の好きな感じやそのスタイルのどのポイントを気に入っているかが見えてくるので写真や画像は一枚でなければいけないということはないので数枚見せてもらっても大丈夫です。
正面写真だけではなく、横、後ろの写真や画像がある方が良いです。
なりたいイメージの画像や写真が正面からしかない場合には仕方がありませんが、もしもサイド(横)やバック(後ろ)の画像や写真がある場合は、あった方がよりイメージが伝わります。
その髪型にできる、できないの判断は美容師さんに任せましょう。
基本的になりたいイメージで多くの方が共通していることは自分と反対のイメージであることが多いです。
- くせ毛の方は直毛のスタイルを
- 毛量の多い方は毛量の少ないスタイルを
といった感じで、自分と反対の髪質やイメージに憧れをもちます。なので基本的にはカットのみでの解決が難しい場合も多く、
- 他のメニューが必要であったり
- ご自分での加工(巻いたり、伸ばしたり)
ということが必要になる場合が多いです。しかし、オーダーをする時にはお客様の側でこれを判断しなくて大丈夫です。まずはなりたいイメージを教えてもらって、そのイメージに近づけられるかどうかの判断と説明は伝えてもらってから美容師側がすることなので自分での判断は先にせずにまずはイメージを伝えましょう。
現役美容師もおすすめのヘアケアアイテム。
- 髪の毛を梳かす時にひっかかるのは切れ毛や枝毛の原因に、ひっかからずに梳かせて地肌も気持ちいいブラシ。
-
ドライヤーは高級なものから安いものまであるからどれを選んでいいかわからない。風力が強く、温度も高すぎないおすすめのドライヤー。
なりたくないを伝える
良い写真や画像がなく、口頭でイメージを伝えるのが難しい時には
- なりたくないイメージや
- なりたくない長さ
- 切ってほしくない場所
を伝えるのも一つの方法です。美容師側としても、「ここは絶対切りたくない」とか「ここがこうなるのは嫌」と、なりたくないイメージを伝えてもらってもアドバイスはしやすいです。
もちろんここでも長さや、毛質、癖の有無等色々あるので、なりたくないを完全に叶えられるかは美容師さんのアドバイスを聞きながらや、相談しながら決めていくことが大事です。
美容師さんを信頼して任せる
何年も通っている美容室で信頼している美容師さんの場合は問題ありませんが、特に初めて行く美容室の場合はいきなり信頼することは難しいかもしれません。
しかし初めて行った美容室だからと
- 様子を探るように保険をかけたオーダーにとどめておく
- 「以前の美容室では・・・」と以前の美容室と同じやり方をさせようとする
といったオーダーをされると美容師側は100%の力を発揮できなかったりします。まずは様子見を・・・という気持ちも理解できますし、悪いわけでもありません、しかしせっかく初めての美容室で美容師さんの力を十分に発揮してもらうためにはある程度お客様からの信頼も必要となります。
極端な例になりますが、例えばあなたの今の髪形がロングで、ショートヘアは似合わないと思っているとしましょう。その時に
- 世界的にも有名なカリスマ美容師
- カリスマではない普通の美容師
二人の美容師がいたとします。そして
- 二人の美容師それぞれがあなたはショートカットが似合うと思い提案したとします。
- 世界的に有名な美容師も、普通の美容師も実は技術レベルに大きな差はないとします。
- どちらも初対面です
極端な例ではありますが、ほとんどの方が世界的に有名なカリスマ美容師がショートカットが似合うというならショートカットにしたいとは思ってなくても切ってもいいかもと思うはずです。
逆に普通の美容師さんがいくらあなたにショートカットを提案しても名声もない普通の美容師を信頼することはできずにお願いすることないと思います。
しかしこれは普通の事です、いきなり信頼するのは実際は難しいです。大事な事は美容師さんを疑ってかかるよりもできる範囲信頼した方が美容師さんは力を発揮しやすいです。
まとめ
美容室でのオーダー(髪形の注文)に困った時や、困りそうな時は
- うまく伝えようとしなくてもOK
- 写真や画像を見せる
- なりたくないを伝える
- 美容師さんを信頼して任せる
迷っている場合に美容師さんに相談することはもちろん問題ないので、
そういった場合には
- 短くしたいのか
- 伸ばしていきたいのか
- 今くらいの長さでよいのか
といったことや、初めて行く美容室の場合は
- 美容室の来店周期&今までの履歴
- ライフスタイルでの制限の有無
も伝えるようにして。もしもなりたいイメージがなく迷っている場合も「ここは切りたくない」や、「ここがこうなるのは嫌」といった感じでなりたくないイメージを伝えても良いでしょう。
そして一番大事な事は長さや、毛質、癖の有無等は人それぞれなので美容師さんのアドバイスを聞きながら、できる限りでよいので、担当した美容師さんを信頼して相談しながら決めていきましょう。
- 美容室に行く前の心構え
- いつも自分がしてしまっているオーダーの見直し
も非常に大事です。オーダーの仕方は特に困ってないけどなかなか満足の行くスタイルにならないという方は、是非下記の記事も参考にしてみてください。





