以前の記事でシャンプーやトリートメントに関する記事のご紹介をしていますが。
本記事では、十数年前に突如登場し今でも実際のサロンワークで質問のある【ノンシリコンシャンプー】と【そもそもシリコンとは何か】という事についてご紹介していきます。
- ノンシリコンシャンプーって本当に良いのか知りたい。
- シリコンって聞いたことはあるけど、メリットとデメリットについて知りたい。
という方は是非ご参考にしてみてください。
【ノンシリコンシャンプーって本当に良いの?】みんな知らないシリコンのメリットとデメリット
シリコンとシリコーン
シリコンとシリコーンは、似たような名前を持つ化学物質ですが、異なる性質を持っています。
シリコンは、元素周期表の14番目の元素であり、半導体材料やコンピューターチップなどの製造に使用される非金属の固体です。シリコンは、酸化された場合に二酸化ケイ素(シリカ)を形成することができます。
一方、シリコーンは、シリコンを含む合成高分子化合物の一群であり、シリコン、酸素、炭素、水素などの元素から構成されます。シリコーンは、柔軟性があり、熱や化学物質に強い性質を持っているため、シーリング材、グリース、断熱材、医療用途などに広く使用されています。
つまり、シリコンは元素であり、シリコーンは合成高分子化合物です。
シャンプーやトリートメントに使用されているのはシリコン?シリコーン?
シャンプーやトリートメントに使用されているのは、主にシリコンです。
シャンプーやトリートメントに使用されるシリコンは、ポリシロキサンと呼ばれるタイプのシリコンであり、髪の表面に薄い膜を形成して、髪を保護し、滑らかにして、絡まりやすさを減らす効果があります。
一方、シリコーンは、化粧品に使用されることもありますが、シャンプーやトリートメントに使用されることは比較的少ないです。
シリコンやシリコーンは悪い物?
シリコンやシリコーン自体は、一般的に有害な物質ではありませんが、シャンプーやトリートメントに使用されるシリコンは、使用量によっては髪や頭皮に負担を与えることがあります。また、シャンプーやトリートメントなどの化粧品に使用される一部のシリコンは、環境への影響が懸念されている場合があります。
総じて言えることは、シリコンやシリコーンが悪い物かどうかは、使用方法や環境への影響などによって異なります。適切に使用することが重要です。
シャンプーやトリートメントに使用されるシリコンの種類は?
シャンプーやトリートメントに使用されるシリコンには、いくつかの種類があります。一般的に、シリコンの種類によって、髪に与える効果や特徴が異なります。
代表的なシリコンの種類としては、以下のものがあります。
- ジメチコン:髪の表面に膜を形成して、髪を保護する効果があります。また、髪の摩擦を減らすことで、髪をなめらかにする効果もあります。
- シクロメチコン:ジメチコンと同様に、髪の表面に膜を形成し、髪を保護する効果があります。また、髪の乾燥を防止する効果もあります。
- アミノフェニルシリコン:髪の内部に浸透し、ダメージした髪を修復する効果があります。また、髪の色を保護する効果もあります。
- アミノシリコン:髪の内部に浸透して、ダメージした髪を修復する効果があります。また、髪を滑らかにし、静電気を抑制する効果もあります。
以上が代表的なシャンプーやトリートメントに使用されるシリコンの種類ですが、製品によって異なる場合があります。また、一部の製品ではシリコンを使用していない場合もありますので、製品のラベルや説明書を確認することが大切です。
シリコン入りのシャンプーは悪い物?
シリコン入りのシャンプーが悪いかどうかは、使用方法や髪質によって異なります。一般的に、シリコン入りのシャンプーには、髪をなめらかにし、保護する効果があります。また、シリコンが髪をコーティングすることで、髪の色や輝きを改善する効果もあります。
ただし、シリコン入りのシャンプーは、過剰に使用すると、髪や頭皮に悪影響を与える可能性があります。例えば、過剰な使用により、髪に蓄積が生じ、髪が重くなり、ぺたんこになることがあります。また、一部のシリコンは、髪の自然な油分を取り除く可能性があるため、髪が乾燥して傷むこともあります。さらに、シリコンが頭皮に付着して、毛穴を詰まらせ、かゆみやフケの原因になることがあります。
したがって、シリコン入りのシャンプーは、適切に使用することが大切です。適量を守り、定期的に洗浄することで、過剰な蓄積を防止することができます。また、頭皮に問題がある場合は、シリコンが原因でないか確認するために、シリコンを使用しないシャンプーを試すことも検討してみてください。
ノンシリコンシャンプーとシリコン配合シャンプーのメリット、デメリット
ノンシリコンシャンプーとシリコン配合シャンプーには、それぞれメリットとデメリットがあります。
【ノンシリコンシャンプーのメリット】
- 頭皮や髪の毛を優しく洗い上げ、自然な状態を保ちます。
- 髪の毛を内側から保湿し、柔らかくする効果があります。
- 髪の毛を軽くすることで、ボリュームアップやスタイリングしやすくする効果があります。
- 毛穴を詰まらせず、頭皮環境を健やかに保つことができます。
【ノンシリコンシャンプーのデメリット】
- 洗浄力が弱いため、汚れや油分が残りやすく、頻繁に洗う必要があります。
- 髪の毛が絡まりやすく、ブラッシングやコーミングがしにくいことがあります。
- 髪の毛がパサつく場合があるため、トリートメントやヘアオイルの使用が必要な場合があります。
【シリコン配合シャンプーのメリット】
- 髪の毛を滑らかにして、絡まりを解消する効果があります。
- 髪の毛を保護し、ダメージを防ぐ効果があります。
- 髪の毛を艶やかにし、キューティクルを整える効果があります。
- 髪の毛がしっとりとして手触りがよくなる場合があります。
【シリコン配合シャンプーのデメリット】
- シリコンの蓄積により、髪の毛が重くなり、ぺたんこになることがあります。
- 一部のシリコンは、頭皮環境を悪化させ、かゆみやフケの原因になることがあります。
- 過剰な使用により、髪の毛が脆くなる場合があります。
以上が、ノンシリコンシャンプーとシリコン配合シャンプーの一般的なメリットとデメリットです。ただし、個人差や髪質・頭皮の状態によって、影響は異なる場合があります。適切な洗浄力と保湿力を持つシャンプーを選ぶことが大切です。
ノンシリコンやシリコン配合、色々試したけどそれでもシャンプージプシーな方に試してみてほしいシャンプー
- シャンプーはアミノ酸系の優しい洗浄成分が絶対である
- シャンプーの成分は天然由来やオーガニック系の成分が絶対である
- シャンプーは洗った時にシットリするものが良い物が絶対である
以上のこだわりが絶対である方にはおすすめできないシャンプーです。しかし、今までにこの絶対のこだわりでシャンプーを購入し良い結果に巡り合えていない方にはおすすめしたいシャンプーでもあります。くれぐれもご使用の際はご使用方法を遵守することをおすすめいたします。
※使用方法と注意事項
使用方法
- シャンプー前のすすぎをしっかりとする(いつもの2倍は時間をかけましょう)
- 泡立ちが悪い場合は一度流して泡立ちが良くなるまで繰り返ししましょう(使用開始直後は特に泡立ちが悪い場合があります。)
- シャンプー後のすすぎもいつもの2~3倍の時間をかけましょう(使用開始直後はきしみを感じますがきしみが出て大丈夫です)
- トリートメントの流しは軽めで大丈夫です(トリートメントはドライの際にアウトバストリートメントとしても使用できます)
使用量目安
- ベリーショート〜ショートヘア 1〜2プッシュ程度
- ボブ〜ミディアムヘア 2〜4プッシュ程度
- ミディアム〜ロングヘア 3〜5プッシュ程度
※適正な使用量は1回目は多め、2回目以降は少なめになります。
※ロングの場合など頭皮だけでなく髪の毛もしっかり洗ってください。
※使用量はあくまで目安です。
注意事項
- 今まで使用していたシャンプー&トリートメント、ヘアケア製品を可能な限り全てやめる
- 他の製品との併用をしない(特にシャンプートリートメント)
- 最低でも3か月は続ける
- できる限りシャンプー&トリートメント、ミストの3点セットで始める
まとめ
シリコンとシリコーンは、似たような名前を持つ化学物質で異なる性質を持っています。
シリコンは、元素周期表の14番目の元素であり、シリコーンは、シリコンを含む合成高分子化合物の一群であり、シリコン、酸素、炭素、水素などの元素から構成されます。
つまり、シリコンは元素であり、シリコーンは合成高分子化合物です。
シャンプーやトリートメントに使用されているのは、主にシリコンです。髪の表面に薄い膜を形成して、髪を保護し、滑らかにして、絡まりやすさを減らす効果があります。
一方、シリコーンは、化粧品に使用されることもありますが、シャンプーやトリートメントに使用されることは比較的少ないです。
シリコンやシリコーン自体は、一般的に有害な物質ではありません。
シリコンやシリコーンが悪い物かどうかは、使用方法や環境への影響などによって異なります。適切に使用することが重要です。
代表的なシリコンの種類としては、以下のものがあります。
- ジメチコン:髪の表面に膜を形成して、髪を保護する効果があります。また、髪の摩擦を減らすことで、髪をなめらかにする効果もあります。
- シクロメチコン:ジメチコンと同様に、髪の表面に膜を形成し、髪を保護する効果があります。また、髪の乾燥を防止する効果もあります。
- アミノフェニルシリコン:髪の内部に浸透し、ダメージした髪を修復する効果があります。また、髪の色を保護する効果もあります。
- アミノシリコン:髪の内部に浸透して、ダメージした髪を修復する効果があります。また、髪を滑らかにし、静電気を抑制する効果もあります。
シリコン入りのシャンプーが悪いかどうかは、使用方法や髪質によって異なります。
シリコン入りのシャンプーは、適切に使用することが大切です。適量を守り、定期的に洗浄することで、過剰な蓄積を防止することができます。また、頭皮に問題がある場合は、シリコンが原因でないか確認するために、シリコンを使用しないシャンプーを試すことも検討してみてください。
【ノンシリコンシャンプーのメリット】
- 頭皮や髪の毛を優しく洗い上げ、自然な状態を保ちます。
- 髪の毛を内側から保湿し、柔らかくする効果があります。
- 髪の毛を軽くすることで、ボリュームアップやスタイリングしやすくする効果があります。
- 毛穴を詰まらせず、頭皮環境を健やかに保つことができます。
【ノンシリコンシャンプーのデメリット】
- 洗浄力が弱いため、汚れや油分が残りやすく、頻繁に洗う必要があります。
- 髪の毛が絡まりやすく、ブラッシングやコーミングがしにくいことがあります。
- 髪の毛がパサつく場合があるため、トリートメントやヘアオイルの使用が必要な場合があります。
【シリコン配合シャンプーのメリット】
- 髪の毛を滑らかにして、絡まりを解消する効果があります。
- 髪の毛を保護し、ダメージを防ぐ効果があります。
- 髪の毛を艶やかにし、キューティクルを整える効果があります。
- 髪の毛がしっとりとして手触りがよくなる場合があります。
【シリコン配合シャンプーのデメリット】
- シリコンの蓄積により、髪の毛が重くなり、ぺたんこになることがあります。
- 一部のシリコンは、頭皮環境を悪化させ、かゆみやフケの原因になることがあります。
- 過剰な使用により、髪の毛が脆くなる場合があります。
- シャンプーはアミノ酸系の優しい洗浄成分が絶対である
- シャンプーの成分は天然由来やオーガニック系の成分が絶対である
- シャンプーは洗った時にシットリするものが良い物が絶対である
以上のこだわりが絶対である方にはおすすめできないシャンプーです。しかし、今までにこの絶対のこだわりでシャンプーを購入し良い結果に巡り合えていない方にはおすすめしたいシャンプーでもあります。くれぐれもご使用の際はご使用方法を遵守することをおすすめいたします。
※使用方法と注意事項
使用方法
- シャンプー前のすすぎをしっかりとする(いつもの2倍は時間をかけましょう)
- 泡立ちが悪い場合は一度流して泡立ちが良くなるまで繰り返ししましょう(使用開始直後は特に泡立ちが悪い場合があります。)
- シャンプー後のすすぎもいつもの2~3倍の時間をかけましょう(使用開始直後はきしみを感じますがきしみが出て大丈夫です)
- トリートメントの流しは軽めで大丈夫です(トリートメントはドライの際にアウトバストリートメントとしても使用できます)
使用量目安
- ベリーショート〜ショートヘア 1〜2プッシュ程度
- ボブ〜ミディアムヘア 2〜4プッシュ程度
- ミディアム〜ロングヘア 3〜5プッシュ程度
※適正な使用量は1回目は多め、2回目以降は少なめになります。
※ロングの場合など頭皮だけでなく髪の毛もしっかり洗ってください。
※使用量はあくまで目安です。
注意事項
- 今まで使用していたシャンプー&トリートメント、ヘアケア製品を可能な限り全てやめる
- 他の製品との併用をしない(特にシャンプートリートメント)
- 最低でも3か月は続ける
- できる限りシャンプー&トリートメント、ミストの3点セットで始める